BD指数企業ランキング(上位20位まで)

日経リサーチは7月19日、過去10年間のデータに基づいて企業ブランドを多角的に評価した「ブランドX(テン) - ブランド戦略サーベイ10年分析」の結果を発表した。

日本企業は「ヤマト運輸」の4位が最高位

同ランキングは、2003年に始まった企業ブランド調査「ブランド戦略サーベイ」で、2012年までの10年間にわたって継続してブランド力を測定した主要277社のデータを分析し、10年間全体を評価した企業をランク付けしたもの。総合1位に選ばれたのは「Google」だった。

今回は、10年間を総合的に評価するに当たり、新たに上昇幅や上昇回数というスコアの「勢い」も加味した独自の新指標「企業ブランド・ディケード(BD)指数(Brand decade index)」を開発。その総合スコア(BD指数)を元に、「力」と「勢い」を兼ね備えた企業ブランドのランキングを算出した。

総合1位となったのは、「Google」。2位「Amazon.com」、3位「日本マイクロソフト」、5位「Apple Japan」と、トップ5のうち4社が外資系IT企業が占めた。日本企業の最高位は4位の「ヤマト運輸」。その他、10位以内に、パナソニック、ユニクロ、トヨタ自動車などの日本企業がランクインしている。

また、10年前よりブランド力が上昇した企業は36社で全体の1割強。その中で目立つのは「ユニクロ」で、トップ20内の日本企業の中で唯一、ブランド力が上昇しているとのこと。