メルセデス・ベンツ日本は、同社の最高級クロスカントリービークル「Gクラス」に、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「G 350 ブルーテック」を追加して発売した。「Gクラス」のディーゼルエンジンモデルは23年ぶりの日本導入となる。

「G 350 ブルーテック」

「Gクラス」は1979年の発売以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、最新のパワートレイン、最新の装備を加えながら進化してきたロングセラーモデル。登場から34年を経た現在も、四輪駆動車、SUVの頂点として数多くのファンに支持されている。

今回、新たに採用されたのは、力強い動力性能と高い環境適合性を備えた3.0リットルのV型6気筒ブルーテックエンジン。ピエゾインジェクターを採用したコモンレールダイレクトインジェクションやVNT(バリアブルノズルタービン)ターボチャージャーなどの技術により、最高出力211PS、最大トルク540Nmを発揮する。また、排出ガスに尿素水溶液「アドブルー」を噴射することにより、化学反応を発生させて有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCRディーゼル排出ガス処理システム「ブルーテック」を採用している。

同モデルは現行の「Gクラス」ラインアップに設定がなかった右ハンドルも採用。先進のミリ波レーダーによる安全運転支援システムも装備した。価格は989万円で、納車開始は11月下旬頃を予定している。