堺雅人主演のTBS系ドラマ『半沢直樹』が22日に最終回を迎え、原作を手掛けた作家・池井戸潤氏が23日、自身のツイッターで感想をつづった。

以前のツイッターでも、届いている脚本を読まずに毎回放送を楽しみにしていることを明かしていた池井戸氏。22日の最終回も、脚本に目をとおさないまま見たことを明かし、「最終回どうなるのかなと思っていたら、半沢の処遇、しっかり原作通りでしたね。原作はやはり原作であったか」とツイート。そして、「ま、とにかくこれで全10回終了!」とつづり、出演者やスタッフに向け、「本当にお疲れ様でした! おもしろかった!」とメッセージを送った。

池井戸氏はこれまで、自身のツイッターで度々『半沢直樹』の話題を取り上げてきた。第1話が放送された7月7日には、「原作は提供するけど、自由に作ってくれてかまわないといってあります。ドラマとしておもしろくなれば、そのほうがいいからです」と説明し、「いいデキでした。原作者としてというより、一視聴者として、楽しませていただきました。ありがとう」と感謝の言葉を伝えていた。

同作は池井戸潤氏の『オレたちバブル入行組』を原作とする第1部「大阪西支店」編と、『オレたち花のバブル組』を原作とする第2部「東京本店」編で構成されたドラマ。バブル期に入行した銀行員・半沢直樹を主人公に、銀行の内外に現れる敵や組織と闘う姿を描いた。22日の最終回で、半沢次長は、香川照之演じる大和田暁常務への「100倍返し」を見事にやってのけるも、北大路欣也演じる中野渡頭取から「東京セントラル証券」への出向を命じられるという結末を迎えた。