18日に東京･日本武道館で行われた「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」の決勝で、NMB48･上枝恵美加(かみえだ えみか)はSKE48兼AKB48･松井珠理奈に惜しくも敗れた。名前が回文であることだけでなく、自らの拳でその存在感を印象付けた。
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「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」で準優勝した上枝恵美加 |
Eブロック1回戦で登場した上枝。初戦では"博多のボス"とも称される田中菜津美(HKT48)をチョキで下し、2回戦は不戦勝、続く3回戦は市川美織(AKB48兼NMB48)を2連続のパー、ベスト16では第2回大会で篠田麻里子に続く2位まで登りつめた藤江れいな(AKB48)をチョキで退けた。ここまでをチョキとパーで乗り切った上枝だったが、ベスト8では菊地あやか(AKB48)をグーで撃破。そして、準決勝では大場美奈(AKB48兼SKE48)と5手連続のグーであいこの末、6手目の渾身のグーで大場に勝利した。ここまで、7手連続のグー。決勝の松井珠理奈戦では、激戦を乗り切ったグーに思いを託したが、初戦からパーのみで勝ち上がった松井に敗れてしまった。
ベスト16で選抜入りが決まった時は、「夢かなって思ってるんですけど、無心無欲でがんばりたいと思います」と自らに言い聞かせ、準決勝進出が決まると「悪いこと起きないかすごい心配になってきました」と不安をのぞかせていた上枝。最後はあと一歩届かなかったが、大会終了後にマイクを向けられると「初めてじゃんけん大会でここまでこれると思ってなくて、めっちゃビックリしてるんですけど」と笑顔で語り、「最後負けちゃったんですけど、ここまで来れたことを感謝して、チャンスを無駄にしないで。NMB48はもちろんなんですけど、"上枝恵美加"という存在とかチームB IIの存在を知らへん人がいっぱいいると思うので、それを知ってもらえるように頑張りたいと思います」と声を詰まらせながら思いを伝えた。
上枝は1994年7月13日生まれの大阪府出身。身長は161cmで血液型はB型。ニックネームは"えみち"で、NMB48チームB IIのキャプテンを務めている。共働きの両親に代わって、祖父と祖母に面倒を見られて育ったが、その祖父と祖母を今年亡くし、大会前には「選抜に入って、墓前に報告したいです」とじゃんけん大会にかける意気込みを語っていた。
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