1966年7月より放送された円谷プロダクション(円谷プロ)の特撮テレビ番組『ウルトラマン』が、「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」(Most TV spin-off series)としてギネス世界記録に認定され、12日に東京・亀有のMOVIX亀有にて世界記録認定式が行われた。

写真下段左から、ウルトラマン80、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンティガ、写真上段左からカルロス・マルティネス、ウルトラマン、ウルトラマンギンガ、根岸拓哉

1966年7月に放送がスタートした『ウルトラマン』は、その後も『ウルトラセブン』(1967年)、『帰ってきたウルトラマン』(1971年)をはじめ、平成に入ってからは『ウルトラマンティガ』(1996年)、『ウルトラマンダイナ』(1997年)など、これまでに数多くのTVシリーズを生み出してきた。今回のギネス認定より、本日発売の書籍『ギネス世界記録2014』でも『ウルトラマン』が紹介されている。円谷プロ担当者によれば、今回の世界記録は円谷プロからの申請ではなく、「ギネス側から今年の春ごろに事実確認の問い合わせを受け、資料を提出した後、認定に至った」という。

本日の世界記録認定式には、初代ウルトラマンをはじめ、ウルトラマンタロウ、ウルトラマン80、ウルトラマンティガ、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンギンガなど各年代を代表するウルトラヒーローが応援に駆けつけ、ギネスワールドレコーズ公式認定員のカルロス・マルティネスからウルトラマンへ認定証が授与された。

また、『ウルトラマンギンガ』の主人公・礼堂ヒカルを演じる根岸拓哉も登場し、「歴史あるウルトラマンの主役以上にうれしいことはないかと思っていましたが、このギネス世界認定記録もうれしすぎます!」と興奮気味にコメント。さらにラストのあいさつでは「先輩たちを前にどんなあいさつをしたらいいのかと悩んでしまい、緊張して昼ご飯も食べられなかった」と式典前のプレッシャーを吐露した。

なお、今年で創立50周年を迎えた円谷プロは、今年7月から創立50周年の記念作品である最新作『ウルトラマンギンガ』の放送も開始。現在はシリーズ前半の6話まで放送され、その総集編に新たなエピソードを加えた特別編『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』が9月7日より全国公開中。さらに2013年11月~12月には、シリーズ後半5話の展開が予定されている。

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