9月7日~8日の2日間にわたって京都・みやこめっせで開催された京都国際マンガ・アニメフェア2013」(通称:京まふ)にて8日、TVアニメ『有頂天家族』のトークイベントが行われ、下鴨矢三郎役の櫻井孝宏、下鴨矢一郎役の諏訪部順一、弁天役の能登麻美子が登場した。

(写真左)左から諏訪部順一、櫻井孝宏、能登麻美子

『有頂天家族』は森見登美彦の小説を原作とするTVアニメで、キャラクター原案を久米田康治、アニメーション制作をP.A.WORKSが担当し、7月より放送。人に化けた狸や天狗が人間に紛れて暮らしている世界で、狸の名門・下鴨家の四兄弟と、彼らを取り巻く人々の姿をコメディタッチで描いている。

ステージは、諏訪部がたぬきの着ぐるみ姿で登場して客席を沸かすと、能登は弁天の持ち物である風神雷神の扇を持って登場し「舞え~♪」とノリノリで客席を(仰いで)なぎ倒すなど、出演者一同が役になりきっていた。今回のステージでは、それぞれが演じるキャラクターの名(迷)場面を編集した映像を見ながらトークを進めていった。

矢三郎の名場面は、女子高生などに変身したお色気シーン(?)が中心。女子高生に変身した矢三郎は"はいている"のか? といったトークでは、諏訪部の下ネタが炸裂。そんな諏訪部が演じる矢一郎の名場面は、頭を抱えていたり、着物に火がついて転げ回ったりと、とにかくテンパっている場面が多い。諏訪部が「僕も長男なので、僕がやらないと、と思いがちなので共感できます」と矢一郎の長男としての責任感や空回りに共感すると、櫻井も「お兄ちゃんがいてくれるから矢三郎が自由人でいられる」と語っていた。

能登演じる弁天の名場面は、水辺でクジラが現れるのを待っていたり、月をほしがったりする少し不思議かつわがままなところ。そんな面倒くささをやや敬遠しがちな諏訪部に対し、櫻井はまんざらでもない様子。「弁天のああいうわがままさはいいと思います」と語っていた能登だったが、彼女のお気に入りである矢四郎の名場面が特別に流されると、「かわいいですよね。たまらないです」とメロメロな様子だった。

なお、今回のステージでは新発表として、最終話先行上映&全話オールナイト上映イベントが9月28日に東京・TOHOシネマズ六本木で行われることが決定。9月29日にバンダイチャンネルで最終話配信特番が配信されることが明かされた。締めは櫻井の音頭で「面白きことは」(櫻井)、「よきことなりー!」(全員&客席)とのおなじみのコール&レスポンスで、ステージは幕となった。