人にやりたいことを説明するのが難しいことがしばしばあります。特に仕事に関しては、それだけで時間と労力が取られることも少なくありませんよね。そんな場面に出会ったら、この言葉を思いだして、話よりまず動いてみるのもいいかもしれません。

本日の論語

『子曰、君子欲訥於言、而敏於行』(子曰く、君子は言にとつにして、行いに敏ならんことを欲す)

意味

徳がある人は、多くのことをしゃべらなくても、まずは行動を敏速にして、行いでやりたいことを示したいと思っているものである。

解説です!

雄弁で巧妙に言葉を操る人物に比べて、思想や意志を素早く行動にして機敏に実践する人物の方が、より信頼が置けるものだということを言っています。いわゆる「不言実行」を勧めている言葉です。

こんなシーンで役立ちます!

何かの仕事やプロジェクトを任された時などに、他の人が思ったように動かないのでイライラすることがあるかもしれません。いくら資料を用意して説明しても要領が得られない時もきっとあるでしょう。そんな時は、思い切って自らが率先して動いてみるのも1つの解決法です。いろいろ大変なこともあるかもしれませんが、ストレスをためるよりはずっといいと思いますよ。