日本郵便はこのほど、2014年用のお年玉付き年賀はがきの1等賞品を現金1万円にすると発表した。現金が賞品となるのは1950年の賞品提供開始以来、初めて。

従来は100万本に1本だった1等の当選数も10万本に1本に高める。2等賞品は「ふるさと小包」など、3等賞品は「切手シート」。年賀はがきの発売日は11月1日(インターネット通販での予約受付は8月30日~2014年1月10日)、引受けは12月15日から。総発行数は昨年と同規模の約35億9,000万枚を予定している。賞品の抽選日は2014年1月19日。

年賀はがきのラインナップについては、人気の「ディズニーキャラクター 年賀」に、今回初となるDISNEY/PIXAR(ディズニー/ピクサー)作品の「モンスターズ・ユニバーシティ」、「トイ・ストーリー」シリーズ、「カーズ」シリーズのキャラクターが追加。併せて、オリジナルの「吹き出しシール」をセットにした「ディズニーキャラクター 年賀」を、一部地域および切手SHOPで販売する。

11月1日には年賀特設サイト「郵便年賀.jp」をオープン(プレサイトは8月30日に開設)。このうち、「つくる」のコンテンツでは、47都道府県のご当地名産品のパーツなどで楽しみながらオリジナルデザインを作成し、郵便年賀.jpやFacebook、Twitter上に投稿できるサービスを展開する。

「郵便年賀.jp」画面(出典:郵便年賀.jp Webサイト)

「送る」のコンテンツでは、「ウェブポ」「Yahoo! JAPAN年賀状」「楽天の年賀状」と連携し、メールアドレスや携帯番号などを使って、パソコンやスマートフォンからリアルな年賀状を送ることができるサービスを継続。このうち、Yahoo! JAPAN年賀状においては、ウォルト・ディズニー・ジャパンと連携し、オリジナルのシリアル番号を専用Webサイト上に入力することで、年賀状の差出人と受取人の両方がディズニー映画を観賞できるサービスを新たに展開する。

このほか、企業向けサービスとして、宛名リストがない場合などでも特定のエリアを絞って元日に年賀状を送ることが可能な「年賀タウンメール」、くじ番号の中央部分などにオリジナルデザインを印刷する「オリジナル年賀葉書」、ダイレクトメールのデザイン作成から印刷、差出しまでを行う「DMファクトリー」を提供。年賀葉書を販売促進ツールとしても利用できるとしている。