ウォークラリー当日に渡されるパンフレット

ノバレーゼは、2014年新卒採用の内定者研修を8月20日から2泊3日で実施する。2日目には約32kmの道のりを改題解決しながらタイムを競う体験型研修「浜名湖横断ウルトラウオークラリー」が予定されている。

体験型研修で結束力とモチベーションアップ

同社はこれまでも、「作ったいかだに乗ってレースを競う」「神輿(みこし)を作り、人を乗せてレースで競う」「振り付け・衣装製作まで行う創作ダンス」など、内定者向けにユニークな体験型研修を行ってきた。2012年には諏訪湖周辺でウォークラリーを開催。今回の研修は、それを更に充実させた内容となっている。

今回の体験型研修の舞台となるのは、静岡県の浜名湖。約32kmの道のりにある75カ所の指定場所を探しだし、そこで与えられる計100個の問題を解きながら、正解得点とゴール地点までの分数(タイム)の差(総得点)を競う。

約32kmと長距離でハードなウォークラリーだが、内定者には事前に内容は一切知らせないという。当日朝に企画内容が記載されたパンフレットが渡され、6~7人がチームを組んでウォークラリーがスタート。パンフレットを参考に75カ所の指定場所を探し出す。

まるで“冒険書”のようにこだわって作られたパンフレット

各地点では「金婚式は何年目の結婚記念日?」といった同社の事業に関する質問や、一般常識や歴史問題など、様々な問題を出題。内定者は合計100個の問題を解きながらゴールを目指す。また、開始からゴール地点までの指定ルートはなく、行程も各チームの判断に委ねられるとのこと。

同社は、内定者研修をこうした冒険型、課題解決型、体験型の内容にすることで、同期の結束力を向上させるほか、競争心を根付かせ、目標に向かって努力・達成するというモチベーションを育む狙いがあるという。

また、2泊3日の研修には各部門を代表する社員16人が同行。ウオークラリーにも各チームに社員が同行し、不適切な判断などをした場合には、助言し誘導する。社員が内定者に寄り添い、厳しい指導や適切な判断や行動を示すことで、入社後に目指すべき人物像を内定者の中で明確化させるのが狙い。

研修は、2014年4月に入社する大学生36人中34人が参加を予定している。