阪神電気鉄道はこのほど、阪神西宮駅市役所口付近の高架下にリハビリ特化型デイサービス「はんしんいきいきデイサービス」を10月14日に開業すると発表した。148平方メートルの広々としたスペースに、リハビリを行う運動スペースとティータイムに用いるコミュニケーションスペースを設けた施設となる。

リハビリ特化型デイサービス「はんしんいきいきデイサービス」施設イメージ

同施設では、ドイツの認証を国内で唯一取得した信頼性の高いリハビリ機器を導入。事前に利用者の身体の状況や改善目標などを把握してそれに応じたプログラムを提供するとともに、定期的に最新の機器による効果測定を実施する。同種のデイサービスを展開しているメディカルフィットネスジャパンから技術指導を受けたスタッフが、利用者の安全などに配慮してサポートを行うとのこと。

営業は毎週月~金曜と、毎月第1・3土曜(年末年始は休み)。9時から12時15分まで、または13時15分から16時30分までの半日利用となる。食事や入浴などのサービスは行わない。

阪神電気鉄道が今回新たに始める「はんしんいきいきデイサービス」事業は、社員が事業を提案し、自ら事業を運営する「起業支援制度」から生まれたもの。沿線の活性化に取り組む鉄道会社として安心で快適なサービスを提供し、高齢者が住み慣れた街でいきいきとした生活を送れるようになることをめざすという。阪神西宮駅市役所口付近高架下で開業するのを皮切りに、今後、複数の店舗を展開していく予定としている。