2014年1月7日からNHK総合でスタートするドラマ10『紙の月』(全5回 毎週火曜)の取材会が6日、都内のスタジオで行われ、主演の原田知世、原作者の角田光代氏が出席した。

ドラマ10『紙の月』の取材会に出席した原田知世

心に空漠を抱えた女性たちの切実な思いを描く角田光代原作の同ドラマ。夫の何気ない言動に傷つけられてきた主婦の梅澤梨花(原田知世)を主人公に、梨花が銀行のパートに出たことで夫婦関係に変化が生じ、ある男との出会いをきっかけにパート先の銀行からお金を横領してしまう。

6月からスタートしたロケもこの日からスタジオ収録となった原田。「角田さんの本が好きで読ませてもらっているんですけど、今回このお話をいただいて本当にうれしかったです。この役に出会えて、本当に幸せです」と笑顔。さらに「今回はこれまでなかった大きな犯罪を犯す女性を演じていますが、犯罪に至るまでの梨花さんの心模様を日々探しながら毎日撮影をしている状況です。結果的に梨花さんはお金を使いますが、そうじゃない女性の姿を出せれば面白いと思い、一つずつ丁寧にお芝居をやっていけたらと思います」と同ドラマにかける心境を明かしていた。

主人公の梨花がパート先の銀行のお金を横領するという内容にかけ、「お金使いの自己評価は?」という質問に、角田氏が「私は計算が出来ないのでザルなんですけど、破綻しない程度に使っています」と回答。それに対し、原田も「私も普通だと思いますよ(笑)。お金使いが荒いということはないと思います」と話していた。