仙台市交通局は、2015年度の開業をめざして工事中の地下鉄東西線の正式な駅名を広く募集することとし、このほど公募の受付を開始した。

地下鉄東西線に導入予定の新型車両2000系(イメージ)。画像は仙台市交通局提供

東西線の駅名については、現在は便宜上仮称駅名を用いているが、誰もがわかりやすく親しみの感じられる駅名とするため、有識者による駅名検討委員会での審議を経て決定することとなっている。このたび、同委員会にて駅名の選定基準がまとまったため、今後の審議の参考とするべく、広く市民から駅名を募集することとした。

今回発表された選定基準によると、駅名に採用されるのは、「駅所在地や周辺の町名または字名」「駅付近の公共施設名」「地域の名所旧跡、山河、通りの名称、公園など」「上記地名等と位置関係の分かる文言(方角等)とを組み合わせた名称」のいずれか。難読名称や長い名称、複数駅での類似した名称、特定の個人や団体への利益につながる名称は避けることとなっている。なお、「仙台駅」は仮称駅名の通りとするため、今回の公募には含まない。

応募は仙台市民に限らず誰でも可能だが、1人1回のみ。仙台市交通局東西線建設本部管理課へのはがき、メール、FAXで受け付ける。締め切りは8月31日(当日消印有効)。応募された駅名は駅名検討委員会の審議の参考として用いられるが、応募数が多いものが必ずしも正式駅名に選定されるわけではないとのこと。正式駅名は今年度中には決定する予定。