主演の大森南朋をはじめ、武田鉄矢、黒木瞳、田中麗奈、玉山鉄二、ミムラ、田中直樹、綾野剛ら豪華キャストが集結した連続ドラマW『LINK』が10月6日からWOWOWで放送されることが2日、明らかになった。
同ドラマは、脚本家・篠崎絵里子による完全オリジナルのヒューマン・ミステリードラマで、民間警備会社に勤務する元警察官・寺原健(大森南朋)が民自党の幹事長・松岡孝典(武田鉄矢)の警護を命じられるところから物語は始まる。一方、かつて内部告発をしたことで地方の検察庁に飛ばされていた検事・櫻井聡子(黒木瞳)は"ある大物"を起訴するという辞令を受け、東京地検に帰任する。そんな折、ある信用金庫の支店が爆破され現金輸送車が襲われる。この事件をきっかけに寺原、松岡、櫻井、信用金庫の職員・石川亜紀(田中麗奈)がつながる。そして"リンク"は広がり、北海道の中学校教師・高島昭一(玉山鉄二)、東京の看護婦・川本理恵(ミムラ)、大阪のアパレル会社の社員・沢田勉(田中直樹)、さらにはIT企業の社長・ショーン(綾野剛)が思いもよらない形でつながっていく。
主人公の寺原を演じる大森は「今回この作品に参加させていただくことが決まり、まず台本を読ましていただいて思ったことは、演じさせていただく寺原健をこの群像劇の中でどう佇ませようかと考え、プレッシャーを感じました。彼の印象ですが、何か『悲しみを背負っている』なと自分なりに思いました。1つ1つのシーンが特別長いわけでもないので、逆にどう伝えるかが難しいですが、出演者の皆様と渾身の一作になるように作りあげております。絶対に良い作品になると思いますので楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。
監督は映画『白夜行』や『神様のカルテ』などで知られる深川栄洋。「このドラマはそれぞれの登場人物が社会や組織の中で悩み苦しみます。一人一人の葛藤は点となり、それを繋いでいくと『Link』という額縁が見えてきます。そのキャンバスに描かれた絵にはどんな思いが込められているのかを感じていただきたい。今までになかったようなテレビドラマにするべく、夏をキャスト・スタッフと駆け抜けたいと思います」と意気込みを語っている。