土屋アンナの所属事務所が29日、土屋が無断で稽古を欠席し続けたことが原因で初主演舞台『誓い~奇跡のシンガー~』が中止となったと主催者側に発表されたことを受け、「その事実無根の内容にただただ困惑しております」とコメントを発表した。

初主演舞台が中止となった土屋アンナ

所属事務所は、「本件舞台稽古期間中に、原案の作者の方から『本件舞台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない』という連絡があり、製作サイドに対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いしておりましたが、本日突然、製作サイドの代理人より、一方的に公演中止の決定と損害賠償請求の書面が届き、それと同時にホームページにもアップされたという次第です」と経緯を説明。「突然の中止決定に対し、現在事実関係について早急に調査をし、しかるべく対応する所存です」とし、今後は進展があり次第、発表するという。

同作は、濱田朝美の自叙伝『日本一ヘタな歌手』(光文社刊)を原案とした、土屋にとって初となる主演舞台。8月6日から9日の東京公演では、草月ホールで8公演、8月16日から18日の大阪公演では、あましんアルカイックホール・オクトで5公演が行われる予定だったが29日、主催者側は公式サイト上で中止を発表。その理由について、「主役の土屋アンナ氏が公的にも私的にも何らの正当な理由なく無断で舞台稽古に参加せず(参加予定の稽古(本番直前の通し稽古を除く)8回中最初の2回のみ参加し、その後すべて不参加)、専らそのことが原因で同公演を開催することができなくなりました」と説明していた。