JR貨物北海道支社は27日、同社初となる大規模なイベント「輪西工場公開イベント in 室蘭」を開催する。会場となる輪西工場(鷲別機関区輪西派出)は、貨車の修繕を行う工場として1923(大正12)年に開設された歴史ある工場だ。

元 鷲別機関区所属「DD51-1073」(JR貨物 山沢勇氏撮影)

注目は、2012年に運用を離脱したディーゼル機関車「DD51-1073」などの廃用部品販売とオークション。区名札、扇風機、国鉄腕時計、DD51ナンバープレート、製造銘板などが出品される予定。DF200形やDD51形、入換動車などが間近で見られる機関車展示や、クキ900形、チ1000形など珍しい車両が並ぶ貨車展示も実施。DD51形とDF200形による構内走行添乗体験(有料)も行うとのこと。

その他、クレーンを使用した迫力満点の解体作業実演、貨車の車輪解体作業実演、廃車のコンテナ車を使用する操作体験など、工場ならではの催しも多数。JR貨物による今年の新作グッズや、輪西工場だけの特製品販売も行われる。開催日時は7月27日10~15時(最終入場14時30分)。入場無料となっている。