ビジネスではさまざまな文章を扱う機会が多いもの。そこで今回は、ビジネス文書を使いこなすことを目的とした「ビジネス文書検定」についてご紹介します。受験のメリット、検定の難易度、合格基準などを以下で確認してから受験に挑みましょう。
■ビジネス文書検定とは何か?
ビジネス文書検定は公益財団法人実務技能検定協会によって行われている検定試験で、ビジネス文書特有の言い回しや一定の型を会得し、書き表す能力の育成を目指した内容となっています。社会人のたしなみとして、礼状や案内文などを書けるようになることを目標としており、出題領域は以下の3つです。
・表記技能:正しい用字や用語が使え、ビジネス文書の文書等について理解している
・表現技能:正確で分かりやすい文章、礼儀正しい文章が書ける
・実務技能:社内文書や社外文書が書け、文書の取り扱い等についての知識がある
■ビジネス文書検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)
試験日:年2回(7、12月)
受験資格:特になし
合格基準:表記技能、表現技能、実務技能がそれぞれ60%以上
等級:3段階(1級、2級、3級)
■ビジネス文書検定の難易度は?
公式サイトのデータによるとビジネス文書検定の合格率は3級で85%ほど、2級で55%ほど、1級で27%ほどとなっています。1級はやや難しいですが、様々な仕事で役立つ機会は多く、上を目指したい方にもオススメです。公式テキストを利用しながら勉強してみましょう。
■ビジネス文書検定のメリットは?
就職してからはもちろんのこと、履歴書の送付時などにも役立つ内容なので、これから就職活動をする学生なら是非取得しておきたいところ。文章はもちろんのことビジネスでの会話シーンにも活かせます。またビジネス文章を多く書く機会がある方は仕事を円滑にすすめるためにも重要になるでしょう。社会人の常識として覚えておけばいろいろな場面で役に立ちます。