JR西日本、JR東海、JR九州の3社はこのほど、車内で急病者が発生した際に用いる医師支援用具を、東海道・山陽・九州新幹線の全編成に搭載すると発表した。汎用聴診器、手動血圧計、ペンライト、パルスオキシメーターの4種類を搭載する。

東海道・山陽・九州新幹線の全編成に医師支援用具が搭載される(写真はイメージ)

これらの用具は、車内に居合わせた医師が急病者に応急処置を施す際に使用するとのこと。7月中旬以降、順次導入する。

なお、各社では現在も、急病の乗客自身の希望や、応急処置に協力した医師らの助言をもとに、救急車手配や最寄り駅への臨時停車などを行っているという。また、東海道・山陽・九州新幹線ではAED(自動体外式除細動器)を新幹線全駅と全編成に設置している。