TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたWEBラジオ番組『JOJOraDIO』の公開録音イベントが23日、千葉県・市川文化会館で開催され、パーソナリティの上田燿司、ゲストの興津和幸、杉田智和、川澄綾子、佐藤拓也と、アニメ『ジョジョ』の主要キャストが勢ぞろいし、公開録音&トークイベントが開催された。
『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦氏による言わずとしれた人気漫画で、1980年代後半にスタートした連載は現在第8部(Part8)『ジョジョリオン』に突入しており、今なお高い人気を誇っている。昨年10月より放送されたTVアニメは、原作の中でもロマンホラー色が強く、ジョースター家と吸血鬼・ディオやその後継者たちの死闘が描かれる第一部~第二部の内容を元に制作された。『JOJOraDIO』はそんなジョジョの魅力を伝えるべく、上田が毎週金曜日、ゲストとともに配信しているラジオ番組。
公開録音が始まると、キャストは「ふるえるぞハート!」といった具合に、それぞれの名台詞を叫びながら登場。満員の会場を見渡した上田は「公開録音できる番組に育ったことが、全くめでたいぜ!」と感慨深げ。公開録音パートは、今日登場するキャストが『JOJOraDIO』にゲスト出演した際の名発言を振り返り、キャスト同士の質問コーナーも。質問コーナーでは、興津と佐藤が『ジョジョ』のために身体を鍛えており、見るたびに身体が大きくなる、今までの服が着れない……といったエピソードも披露された。また、トークでは、ジョナサン・ジョースター役の興津が、宿敵・ディオ役の子安武人から受けた衝撃の言葉の話題で大いに盛り上がっていた。
そしてステージでは、ジョナサン演じる興津とジョセフ演じる杉田が、8月29日発売のPlayStation 3専用ゲームソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』にて対決するコーナーに突入。ジョジョらしいエフェクト満載の一進一退の攻防が繰り広げられ、ゲーマーとしても知られる杉田も本作に太鼓判。続く生アフレコのコーナーでは、興津が川澄演じるエリナと束の間の甘いシーンの演じて照れまくりの一幕があったほか、杉田と佐藤は白熱のバトルシーンを演じ、喝采を浴びていた。
イベントの後半には、富永TOMMY弘明が純白の衣装をキメて登場。「みんな行くぜー!」と叫ぶと、激しいアクションを交えながら、第一部のOP主題歌「ジョジョ~その血の運命~」を熱唱。CD音源以上の熱いシャウトに、聴き終えたキャスト陣も感激しきりの様子だった。
ラストには、興津が「ジョースター家とディオの戦いはまだまだ続いていくと思っています。皆さんの応援があればこの先があるかもしれません」と語ると、客席とともに「ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート! 刻むぞ血液のビート! 山吹き色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ!)」と決め台詞を叫び、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。