ヤマハ発動機は12日、欧州市場にて新開発の850cc直列3気筒エンジンを搭載したスポーツモデルの新製品「MT-09」を9月前半に発売すると発表した。

「MT-09」2014年欧州向けモデル

MT-09は、欧州二輪車市場のメインカテゴリー「ロードスポーツ」クラスのなかでも、近年伸長傾向の700~999ccクラスに導入する新製品で、同社の新中期経営計画(2013年~3カ年)にある「先進国・二輪車事業におけるラインナップ充実」を具現化する新製品第2弾。

エンジンは、"ライダーのスロットル操作に対し、リニアなトルクを創出すること"を求めたという「クロスプレーンコンセプト」に基づき開発された847ccの水冷4ストローク・直列3気筒・DOHC・4バルブ・ダウンドラフト吸気FIエンジンを搭載。先進国向けモデルの核となるコンポーネントのひとつとして、高性能で魅力ある同社らしいプラットフォーム展開を担うとのこと。

ボディには、剛性バランスに優れ、個性的なボディを形作る軽量アルミ製フレームを採用。徹底した軽量設計によって、車両重量は188kgを達成している。デザインは、ネイキッドとスーパーモタードの"異種混合"ハイブリッド・デザインが特徴という。