富山地方鉄道は6月4日の始発列車より、電鉄魚津駅の新駅舎の使用を開始する。前日には新駅舎の竣工式なども行われる。

「電鉄魚津ステーションデパート」の文字が残る現駅舎(2007年撮影)

電鉄魚津駅は1936(昭和11)年に開業。魚津市の市街地に位置し、現駅舎は4階建ての駅ビルで、かつてステーションデパートも入居していたという。後にテナントは撤退し、現駅舎で利用できるのは3階にある駅の改札口や待合室などに限られていた。

新駅舎は魚津市が進める電鉄魚津駅前広場の整備事業にともない、現駅舎の隣接地にて建設が進められた。地上2階建てで延床面積は約230平方メートル。1階に駅事務所と待合室、改札などが設置され、高架のホームへ上がるエレベーターでバリアフリーにも対応する。

新駅舎建築工事の竣工を受け、6月3日13時より新駅舎の竣工式を実施。閉式後には内見会も行われる。電鉄魚津駅の新駅舎が使用開始される6月4日以降、現在の駅ビルは閉鎖され、7月末までに取り壊されるとのこと。