女優 栗山千明が15日、都内で行われた映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の公開アフレコ会見に登場した。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の公開アフレコ会見に登場した栗山千明

同作は、2009年に公開された映画『スター・トレック』の続編。エンタープラズ号の内部に潜んでいた静かな悪がもたらした地球最大の危機。復讐の炎により、大量殺戮兵器と化したひとりの男の前に宇宙艦隊は全滅寸前まで追い込まれる。若きキャプテン・カーク(クリス・パイン)は、世界を救うため、その男を追って自ら戦闘地帯へ身を投じる。

今回、栗山が吹き替えを担当したのは冷静沈着で論理的な思考をするスポックさえも心を奪われた美貌と優秀さを持つウフーラ役(ゾーイ・サルダナ)。この日、エンタープライズ号の隊員をイメージしたという衣装姿で登場した栗山は、エンタープライズ号の内部を再現したセットをみて「本当に映画のなかみたい」と興奮しつつ、「実際にアフレコをするときは(人に)見られることがないので、緊張します」と公開アフレコには、まだ慣れていない様子。それでも、「映画の吹き替えを行った経験があまりないにも関わらず、こんな大きな作品に関われて光栄です」と笑顔を見せた。自身の演じたウフーラという女性については「仕事もバリバリこなして、しっかりしているんだけど、恋愛になるとちょっと感情的になってしまったりする。そんなところが共感してもらえると思います」と話すも、自身との共通点については「ないです! 私は(もっと)頑張らないとと思います」と謙そんした。

また、吹き替えに挑戦するにあたり、誰かにアドバイスをもらったのかと聞かれると「欲しかったですね。なかなか私の周りに声のお仕事をしている人がいないので……。(アドバイスを)いただけたらよかったかな」と吐露。とはいえ、ほぼすべてのセリフを覚えてからアフレコに臨むなど、工夫して挑んだといい、「せっかく私を起用してもらったので、私なりのゾーイを演じさせてもらいました」と満足気に語っていた。

ほか、同作の登場人物のなかではスポックがタイプだと話す栗山は、「昔からスポックが理想というか、素敵だなと思っていたので、恋人役が出来て嬉しかった」とするも、実生活になると「なかなか(スポックのような人は)いないと思います!」とあきらめ気味だった。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は、8月23日より、TOHOシネマズ 日劇ほか、全国公開。