料理研究家の森崎友紀が13日、東京・シネマート六本木にて行われた映画『体脂肪計タニタの社員食堂』(5月25日公開)のトークイベントに出席し、管理栄養士の立場から同作の魅力を語った。
同作は、532万部を突破した同名レシピ本をもとに、社員の健康維持を目的とした社員食堂にまつわる実話を交えながら、『デトロイト・メタル・シティ』(2008年)などで知られる李闘士男監督が映画化。二代目副社長である谷田幸之助(浜野謙太)をはじめ、なぜか肥満体形ばかりの社員たちが、社員食堂の栄養士としてやってきた春野菜々子(優香)のサポートを受けながらダイエットプロジェクトに取り組む。
かつて総合病院の管理栄養士として勤務した経験を持つ森崎は、「現場を経験していると(映画を)深く観てしまいます。すごく感動しました」と語り、「『調理は現場で起きているんだ』という一言があるんですけど、本当にそのとおりで。知識も重要なのかもしれないですけど、やっぱり実際に経験しないと分からないことがいっぱいあります」と自身の経験と重ね合わせていた。
そのほか、本作のテーマでもある「健康的なダイエット」について重要ポイントをレクチャー。「一言でいうとバランス。1つのことで痩せるのは流行で、栄養素を考えてバランスよく食べるというのが一番のダイエット」と説明し、「一汁三菜が大切で、理想は旅館の朝ごはん」と勧めた。"美人すぎる料理研究家"と称されるなど、グラビアなどでもその美貌を披露している森崎。体型維持の秘訣については、食生活のバランスのほかに「こう見えても運動が得意で。水泳とかヨガとかいろいろやっています」と明かした。
劇中には、"恋"をモチベーションにダイエットに励む人物も登場。森崎はそのことに触れ、「やっぱり恋っていいですよね。ふふふ」と笑顔を見せながら、「何か目標があるとダイエットも成功しやすいと思います。停滞期も必ずあるので、その部分で恋とかがあると『あの人に見てもらえるのかも』と思いながら抜けられるのかもしれませんね」と解説した。