両足を前に伸ばして座り、足を包み込み丸くなるイメージで上半身の力を抜く

整体師の大山奏です。背中の骨は寝ている時以外、いつも重力で圧迫されています。それを支えているのが脊柱起立筋です。この筋肉が硬くなると背中のこり、肩こり、腰痛を引き起こします。そこで今回は、背骨の両側2cmぐらいのところにあるこの筋肉を緩めて、背中を気持ちよく伸ばすストレッチを紹介します。

脊柱起立筋を伸ばす

Step1:両足を前に伸ばした状態で座ります

Step2:両方の足の裏をくっつけます

Step3:ふくらはぎの下から手を入れて、足を包み込むように足の甲に触れ、上半身の力を抜きます

頭を足と足の間に入れ込むようにして、首の力は抜きます。手を入れるのが苦しければ、足をリラックスさせながらゆっくりと上体を倒していくだけでも、効果があります。

深く息を吸って、吐きながら状態を倒していきます。息を吐ききったところでまた吸って、吐きながら更に前に倒します。この呼吸を5回ぐらい行うと、だんだん身体が沈んでいくのを感じられるでしょう。

入眠前のリラックス効果を狙う

特に背中のような大きな筋肉を緩めると、質の良い睡眠が取れるようになります。毎日寝る前にやって、その日のうちに固まった筋肉をほぐしてあげましょう。筋肉を緩めることで背中の骨と骨の間を伸ばして、少しずつですが背骨の矯正にもなります。

背骨は放っておいても歪(ゆが)む

ふだんの姿勢が猫背気味だったり、身体を動かさないデスクワークが続いていたりする人は、身体をひねると背骨辺りが「ボキッ」っとなって、すっきりした体験はありませんか? それは背骨が元の位置に戻った音だと思って下さい。

身体にセンサーを張り巡らせてきちんとした姿勢を24時間保たない限り、背骨は歪んでしまうんです。歪む理由は人それぞれですが、骨盤矯正やストレッチ・運動などで歪みを小さくできます。

たまに行くマッサージもいいですが、自分の身体は自分で治せると一番いいですよね。こっている部分があると感じたら、少しでもいいので毎日動かすようにしてみてください。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」