『私という運命について』(角川文庫刊)

WOWOWは、『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』、『ほかならぬ人へ』などで知られる直木賞作家・白石一文氏の作品『私という運命について』をドラマ化することを26日、発表した。

同作は、バブル崩壊後の激動の時代を生き抜いた主人公・亜紀と、彼女と数奇な運命を共にした男たちの人生ドラマを克明に綴った感動のラブストーリー。物語の舞台は亜紀が29歳から40歳になるまでの10年間で、2001年のアメリカ同時多発テロ、2007年の新潟県中越沖地震など、さまざまな歴史的出来事が巻き起こる激動の時代の中で、亜紀はどうやって自分の「運命」を切り開いて進んでいくのか。そして亜紀の家族、恋人、友人…周囲の人たちもまた時代の大きな渦に翻弄され、己の人生に葛藤していくーー。

なお、白石氏の作品が映像化されるのは今回が初めてとなる。現時点でキャストはまだ明らかにされていないが、人気作家の初映像化作品だけに期待は高まるところだ。