ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー新型「Fタイプ」が、「2013年ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。今回のデザイン賞には43モデルが候補となり、最終候補から66名のワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の投票により選出された。

ジャガーのデザインディレクター、イアン・カラム氏と「Fタイプ」

このデザイン・オブ・ザ・イヤーは、ワールドカーアワード(WCA)が「グリーンカー賞」「パフォーマンスカー賞」「カーオブザイヤー賞」とともに毎年選考しているデザイン賞。WCAは世界自動車運営委員会が任命した66名のモータージャーナリストを選考委員としている。選考にあたっては、デザインを専門とする5名のアドバイザリー・パネルが43モデルの候補から最終候補を選出し、66名の選考委員の投票が行われた。

アドバイザリー・パネルは、「Fタイプ」について、「水平なプロポーションかつ丸みを帯びた表面に、ジャガー独自のエレガンスが表現され、それでいてダイナミックな印象をも与えます。インテリアデザインはさらに魅力的です」としている。

「Fタイプ」は、ジャガーの伝説的なスポーツモデルを2シーターのオープンカーとして現代に復活させたモデル。最上級モデルの「Fタイプ V8S」は495PSを発揮する5.0リットルV8スーパーチャージャーエンジンを搭載する。そのクリーンで力強いデザインの実現には、リトラクタブル式のアクティブ・リアスポイラーやドアハンドルなどの技術も寄与している。欧州ではすでに予約が開始されているが、日本での発売時期や価格は未定。