プジョー・シトロエン・ジャポンはこのほど、「208 GTi プジョー・スポール」で5月に開催される2013年ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参加すると発表した。ヨーロッパ中から選出した8人のドライバーとともに、「魔の森」といわれる難コースに挑む。

「208 GTi プジョー・スポール」

「208」のレーシング仕様として4番目のモデルとなる「208 GTi プジョー・スポール」は、これまでの3モデルの実績や、ニュルブルクリンク24時間で優勝した同社のスポーツカー「RCZ」でのパーツ開発やテストの経験を生かして開発された。

搭載されるエンジンはターボ付きの1.6リットルで、最高出力300PSにまでパワーアップされている。トランスミッションはシフトパドル作動の6速シーケンシャル、ブレーキはフロントに直径355mmのベンチレーテッドディスクと6ポッドキャリパーを採用するなど、徹底したチューニングが施されている。

このマシンに乗り込むドライバーは、「208 GTi レーシング・エクスペリエンス・プロジェクト」によって選ばれた。ヨーロッパ中から2,000人以上のエントリーがあり、国内の予選を経て行なわれたインターナショナルファイナルで、ニュルブルクリンク24時間を戦う8人の「208 アンバサダー」が選出された。

ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、170以上のコーナーを持つ1周25.378kmのコースに、最大190台のマシンが参加して行われる「世界最大の草レース」。プジョーは2010年、2011年に「RCZ HDi FAP」でディーゼルクラス優勝、2012年はガソリンエンジンのSP2Tクラスで優勝を果たしている。