左から福原愛選手と等身大3Dフィギュア、立石諒選手、花岡伸和選手

ANA(全日本空輸)は3月3日、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京招致を応援する「2020東京招致ラッピング機」を国際線に就航した。これを記念して、成田国際空港第一ターミナル4階出発ロビーで、記念式典を開催した。

国内外の就航空港でオリンピックの東京招致をPR

同社は東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会のオフィシャルパートナーとして、すでに昨年11月よりラッピング機(ボーイング767-300型機)を国内線に就航している。

この日、国際線に就航した「2020 東京招致ラッピング機」は、同社のボーイング777-300ER型機の胴体側面上部に「TOKYO 2020」の文字と日の丸・招致ロゴなどでラッピング。国際線の定期便として、招致活動を国内と海外の就航空港で広くPRしていく。期間は今年9月の開催都市決定までを予定。

「2020 東京招致ラッピング機」を眺める3選手

式典には、同社や招致委員会関係者をはじめ、ロンドンオリンピック卓球女子団体銀メダル福原愛選手(ANA所属)、ロンドンオリンピック競泳平泳ぎ銅メダル立石諒選手、ロンドンパラリンピック陸上競技チームでキャプテンを務めた花岡伸和選手が出席した。

福原選手は「7歳の時に初めてアトランタオリンピックを観戦して、出場するという夢を持つことができた。東京でオリンピックが開催することできたら、多くの人に夢や希望につながると思う」とコメント。

続いて立石選手は「東京開催により生で観戦する感動を」と、そして花岡伸和選手は「2020年には自分の子どもが中学生になるので、ぜひ観戦させてあげたい。みなさんの協力で実現しましょう」と述べ、招致活動の盛り上げを呼びかけた。

3Dフィギュアやトリックアートの展示も開始

また、成田と羽田の両空港で、「Enjoy! Photo Park 2020 presented by ANA」と銘打った参加型の展示企画もスタートした。福原愛選手の等身大3Dフィギュアと写真撮影ができるコーナーと、3Dアートで競技を疑似体験できるトリックアートを設置している。

この日は、「Enjoy! Photo Park 2020 presented by ANA」の披露も兼ねて、福原選手が自身とそっくりのフィギュアと並び同じポーズを取ったり、しげしげと観察したりする光景も見られた。

競技を疑似体験できるトリックアートに福原選手も体験!

その後、3選手らは、「2020 東京招致ラッピング機」を見たり、卓球やレスリング、重量挙げを疑似体験できるトリックアートを体験したり、展示を楽しんでいた。

なお、「Enjoy! Photo Park 2020 presented by ANA」は、成田空港では第1ターミナル4階出発ロビーG・Iカウンター後方スペースで、羽田空港では国内線第2ターミナル2階出発ロビー中央付近に、9月6日まで公開される予定。