ハリウッド俳優 トミー・リー・ジョーンズが主演を務める映画『終戦のエンペラー』のポスター画像が公開された。

(C)Fellers Film LLC 2012 ALLRIGHTS RESERVED

同作は、岡本嗣郎の「陛下をお救いなさいまし」を原作とした歴史サスペンス映画。このたび公開されたポスターでは、マッカーサーが厚木飛行場へ上陸した際に撮影された"実物"写真を使用している。

また、同作の撮影はほぼニュージーランドで行われており、映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作で知られ、アカデミー美術賞も受賞した経験のあるグラント・メイジャーが美術を担当。映画の中のシーンの大部分はセットで作られており、その出来栄えについてピーター・ウェーバー監督は「セットに足を踏み入れた途端にテンションが上がるんだ。雰囲気やディテールが完璧に作り込まれていたからね。作品の世界観を作り出す上で、セットが果たした役割は大きいよ」と絶賛している。なお、日本でも唯一、日本政府の特別許可のもと、皇居での撮影も行われた。

トミー・リー・ジョーンズをはじめ、マシュー・フォックス、西田敏行、桃井かおり、中村雅俊、羽田昌義、火野正平、夏八木勲、伊武雅刀、片岡孝太郎らが参加するほか、映画『ノルウェイの森』(2010年)の初音映莉子が物語の鍵を握る女性として登場する。

1945年8月30日、マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が終戦直後の日本に上陸。マッカーサーは部下のボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に、戦争の責任者が誰なのかを探る極秘調査を命じる。調査期限は10日間。すべてを失った日本の新たなる礎は、いかにして築かれたのか。果たして、戦後日本の運命を決定づけた隠された真実とは……。映画『終戦のエンペラー』は7月全国公開。