アウディ ジャパンは、3月5日に開幕するジュネーブモーターショーで、プラグインハイブリッドモデル「A3 e-tron」を発表する。0-100km/h加速7.6秒という動力性能と66.6km/リットルの低燃費を実現しているという。

3月のジュネーブモーターショーで「A3 e-tron」が発表される

同モデルはこれまでにもプロトタイプのプレス向け試乗会が行われるなど、開発が進められてきた。今回の発表では、同モデルの詳細なスペックも明らかにされている。エンジンは150PSを発揮する改良型1.4リットル TFSIエンジンで、新開発の6速e-Sトロニックトランスミッションと組み合わせされる。このトランスミッション内に電気モーターが内蔵されており、クラッチを介してエンジンと連結される。

エンジンだけで走るモード、モーターだけで走るエレクトリックモード、両者を使ったハイブリッドモードの走行が可能で、ドライバーがアクセルを緩めるとエンジンもモーターも作動しない滑走モードに。プラグインハイブリッド車向けECE規格で計測された平均燃費は66.67km/リットルと驚異的だ。

同時に動力性能も高く、0-100km/h加速7.6秒、最高速度は222km/hに達する。エンジンを使用しないエレクトリックモードの走行でも十分にパワフルな加速が可能だという。アウディでは同モデルの出展を通じて、プラグインテクノロジーの採用が重要な部分を担うアウディの未来型モビリティの一端を、現実のものとして見せていくとしている。