KAT-TUNの亀梨和也、女優の内田有紀、俳優の加瀬亮らが21日、都内にて行われた映画『俺俺』(5月25日公開)の決起イベントに出席した。
どこにでもいる若者・均、サラリーマン・大樹、学生・ナオを中心に、1人33役を演じた亀梨。そのことにちなみ、公開日までに33のミッションに挑戦することが発表された。無謀とも思える企画に亀梨は、「"俺"を増殖させていきます! ミッションも映画も楽しみにしていてください」と気合十分。謎のヒロイン・サヤカを演じた内田は「亀梨さんは本当に実行する人だと思いますので、信じてついていきます!」、イヤミな上司役の加瀬は「映画の出来には自信を持っているので、このミッションを通して、作品の存在をアピールしていただきたいなと思います」とそれぞれエールを送っていた。
演じる役が多い分、撮影現場も一筋縄ではいかなかったようで、「1役をやってまた別の役柄を演じてまた最初の役柄に戻って…の繰り返しでずっと着替えっぱなしの状態でした」と振り返ると、「早(着)替えが多かったので、ジャニーズで良かったなと思いました(笑)。今まで築き上げてきたものがここで役に立って良かったです」と笑顔を見せた。また、予告映像に収められている3役で中華を食べるシーンについては、「1人目の音を聞いて2人目を演じて、全部タイミングをあわせて演技するのが難しかったです」と語り、「冷やし中華を3回食べるのも大変で、デジャヴのような不思議な経験になりました」と彼にとっては刺激的な撮影となったようだ。
原作は、第5回大江健三郎賞受賞の星野智幸による同名小説。映像化不可能と称されてきた原作の映画化を、TVドラマ『時効警察』『熱海の捜査官』、映画『インスタント沼』『転々』など知られる三木聡監督が手掛けた。