ドラマ『妖怪人間ベム』の一場面

2011年10月クールに日本テレビ系列「土曜ドラマ」(21:00~)枠で放送され、平均視聴率15.6%、最高視聴率18.9%を記録した超人気ドラマ『妖怪人間ベム』。1968年に放送され、子供から大人まで幅広い層の人々の心をくぎ付けにして日本中にブーム巻き起こしたアニメーションをベースに、その世界観を現代的に再構築し、TVドラマ版『妖怪人間ベム』が誕生した。

正義の心を持ちながらも姿かたちは醜い妖怪であるが故、人間に理解されず、受け入れられることのない「妖怪人間」のベム、ベラ、ベロ。平和を愛し、「はやく人間になりたい」と願いながら、悪と戦い、人間を救っていくのだが、醜いばかりに人間から恐れられてしまう。そんな悲劇の運命を背負った彼ら3人の“ダークヒーロー”たちが、人間との触れ合いを通じ、“愛”や“信じる心”を知る。

単なる妖怪ドラマではない、人間社会の普遍的なテーマを描き出している所が、ジュニア世代から当時アニメを見ていた年配層まで幅広い視聴者から共感を獲得。特に、ティーン層の平均視聴率は18.9%、チャイルド層の平均視聴率は30.1%を記録。また、昨年度のTVドラマにおける主要な賞を数多く受賞するなど、高い評価を得ている。

そんな大ヒットドラマ『妖怪人間ベム』がファンの熱い要望に応えるべく、映画化されることが決定。ドラマに引き続き、主役の“ベム”を亀梨和也(KAT-TUN)、“べラ”を杏、“べロ”を鈴木福の3人が演じる。

気になる内容は映画版のために書き下ろされた完全オリジナルストーリー。ベロの初恋をはじめ、登場人物たちの愛情を通して、誰かを思いやり、愛するとはどういうことなのか? 『妖怪人間ベム』作品の大きなテーマの一つである“愛”を描く。

また、ベムたちがこれまで出会ったことのない、強力なパワーを持つ妖怪も登場。アクションもバトルシーンもドラマの時以上に、痛快かつ激しいものになる予定だ。そのため特殊メーク、造形、CG、ワイヤーアクションなどがドラマ以上に多用される。

ドラマ『妖怪人間ベム』の一場面

ドラマで支持された独特な世界観と、人間の本質を描くコンセプトを大事にしつつ、映画ならではのスケールで、泣いて、笑って、楽しめる最高のエンターテインメントを目指す。

キャストのコメント

◆亀梨和也
おは妖怪! すごくうれしいです!自分自身も今、彼らがどこでどのように存在しているのか、すごく気になっていたので楽しみです。またベラベロと会えること、そしてベムを演じられること、ワクワクしています。はやく、妖怪人間になりた~い!

◆杏
映画化と聞いて、とてもうれしいです!スクリーンの中で、さらに迫力あるベラを演じたいと思います。
はやく妖怪になりたい!

◆鈴木福
大好きな妖怪人間ベムが映画になると聞いてすごくうれしいです。大好きな亀梨さんと杏さんとまた一緒に撮影できるので楽しみです。僕はアクションが大好きなので、何かアクションシーンがあったらいいなぁと思います。僕らしいお芝居を一生懸命頑張ります!夏の暑い時期の撮影だけど、妖怪人間なので汗をかかない様に、虫に刺されない様に「最高の妖怪人間チーム」目指して頑張ります!

映画概要

◆ストーリー
暗く音のない世界でひとつの細胞から生まれた3つの生き物、それは人間になれなかった『妖怪人間』ベム、ベラ、ベロ。醜い体に正義の心を持つ彼らは、同じくして生まれた「名前の無い男」との戦いで、人間になるよりも“人間を守って生きていく”ことを選び、友人の夏目刑事たちの前から姿を消した。(以上、ドラマ最終回)

あてのない旅を続けるベム・ベラ・ベロが新たにたどりついた街で、不可解な怪事件が次々に発生。事件の謎を追うベムたちの前に、新たな強敵が現れる。そして、ついに明かされる衝撃の真実とは!?

◆キャスト・スタッフ
出演:亀梨和也 杏 鈴木福、原作:アサツー ディ・ケイ、脚本:西田征史、監督:狩山俊輔

『映画 妖怪人間ベム』は2012年12月15日、全国ロードショー