熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【知りたがり!】→【知り】と略表記します

●「異例の生中継! 宍戸錠が焼け跡の自宅をリポート」【知り】

焼け跡の前に立ち、インタビューに答える宍戸。前代未聞の生中継だ。渡辺アナと焼け焦げた現場を歩きはじめると、玄関のドアがなく、金属製のカギだけが転がっていた。宍戸は「あれは衣裳部屋、あれは大事な本が置いたあった部屋」と説明しながらも、「もし放火犯がいるなら、金庫を持っていくんじゃないか」とボソリ。さらに、燃えカスでゴホゴホせき込みながらも、奇跡的に残っていた結婚式のアルバムを手に取り、「こんなのあったなんて覚えてないもん」と笑う。ただ、「これが落ちていた場所で、何かに背中を引かれた。カミさんが呼んだんだな」と語る背中はやはり寂しげだ。

その後も、渡辺アナが焦げた台本を拾い上げると、「あっ、それフジテレビ(のドラマ)じゃない?」と笑ったり、吉永小百合からもらった電報を拾って「これは持って帰った方がいいね」としんみりしたり、複雑な心境が垣間見えた。

「全然辛くないし、逆にラクだよ」「空襲を経験してるから火事は怖くない。家1軒くらい平気」、締めくくりは「ありがとう。お元気で!」。さすが往年のスター。最後まで元気な姿を見せようとしていた。

●「上原さくらの自殺未遂報道を追う」【ミヤネ】

実業家・青山光司氏との再婚から約2年。夫の所得隠し、別居騒動、そして今回の飛び降り自殺未遂まで、上原にはネガティブな報道が続いている。「葬式には夫を呼ばないでください」という言葉だけでなく、「完全犯罪で殺したいと思う。崖から突き落としたい。バットで殴ったら……」という肉声テープも出てきたというが、真実なら問題は相当根深い。

しかし、青山氏も「(上原から)何回もビンタされ、慰謝料5億円を要求された」と真っ向反論。これに宮根誠司は、「これらが本当なら犯罪がからむ。船越英一郎さんでなければ解決できない」と悪ノリしていた。


●「黒田勇樹と離婚調停中の中村瑠衣に独占インタビュー」【ミヤネ】

「そもそもの原因は僕の浮気。暴力は妻からで、それをやめさせようと思った」と黒田。対する中村は「もう彼とは家族ではない。何を言おうが知らない」と反論する。かつて黒田のDVを告発したアザだらけの写真について、「『誰かに知らせないと抜け出せないと思った』のではないか」と当時を振り返る。さらに、中村は「小学生のころから日記を書いていて、暴力を受けた記録もある」「2人の結婚生活は『どっちもいないとダメになってしまう』共依存」「子どもが『黒田怖い』と言っていた」となぜか半笑いで語った。これを見た宮根は「スッと別れた方がいいのに」とポツリ。

確かに「黒田が中村の親に借金してキャバクラ費用にしていた」「浮気だけでなく10股していた」とどんどん恥ずかしいエピソードが出てくる。宮根が「(高嶋・美元の離婚騒動を引き合いに)『あんなこともうないやろ』と思ってたら、それ以上があった」と言いたくなるのも当然か。

●「『ベストフンドシスト大賞』にMCの住吉美紀!」【知り】

ふんどしの普及に貢献した著名人に贈られるベストフンドシスト。昨年の安田大サーカス・安田団長に次ぐ、今年の大賞に番組MCの住吉美紀が選ばれた。ちなみに他の大賞候補者は、いとうせいこう、小山薫堂、NONSTYLE・井上裕介、山口勝平、壇蜜とのこと。

スタジオの住吉が「光栄です。ふんどしは夏に愛用してたんですよ。クーラーをしていなくても気持ちよく寝られるから」と笑顔で話す。ただよく聞けば、ある番組でふんどし協会の会長と知り合い、勧められたという。さらに「ヨガ的にも血流がいい」と話し、自らプロデュースしたふんどしを手に「このポケットにスマホを入れる」とアピール。すかさず田村淳に「股間に入れるの?」とツッコまれた。地上波でこんなド級のB級ニュースが流れるとは……。

●「尾上菊之助が結婚。一方、片岡愛之助は破局」【ミヤネ】

菊之助の相手は中村吉右衛門の四女・波野瓔子。菊之助の父親・尾上菊五郎とともに人間国宝の子ども同士という名門の縁組となった。波野は銀座『和光』勤務後、着物文化を伝える活動をしていて、今月26日に結婚式を行うという。

一方、片岡愛之助は、つかこうへいさんの娘で元宝塚娘役トップの愛原実花と破局。番組が本人を直撃すると、愛之助は「残念ながら振られてしまいました。かわいそうでしょ?」「次(の恋愛)はまた探してください。見つからないように頑張ります」と自虐トークをかます。これに宮根は「忙しすぎたちゃうんかな。ね、ラブリン!(愛之助の愛称)」とお茶らけていた。

●「北斗晶、長期休養へ『ションベンの管が……』」【知り】

前日、プロレスラー時代に痛めたヒザの手術で、長期休養に入ることを発表した北斗。20年間痛めたままだったが、日常生活にも支障があるようで、「30分歩くのが限度で、ロケもつらかった」という。数日前の発覚後に沈黙を貫いたのは、夫の佐々木健介が126日ぶりにプロレス復帰を飾る予定があり、邪魔をしたくなかったから。やはり鬼嫁というより良妻だ。

手術と1~2カ月の入院について北斗は「食事は健介がやればいい。玉子くらい焼けるだろ」「手術は怖くないけど、ションベンの管(カテーテル)が気になるんだよな」と笑い飛ばしたが、3カ月後の仕事復帰から、さらに1年後、もう1本の足も手術するというから大変だ。やはり昨年の『24時間テレビ』チャリティーマラソンが致命的だったか。

●「鈴木杏樹、最愛の夫へ伝えた最後の言葉」【スッキリ】

夫・山形基夫さんの通夜が行われ、報道陣の前に喪服姿で現れた鈴木。医師である山形さんには数年前から内臓疾患があり、手術のため渡米していたが、突然亡くなってしまったのだ。

「『ZIP!』の直前に危ないと聞いて、本番の途中で留守番電話を聞いたら、意識がない状態だった。それでも担当の先生が『電話越しに声をかけてやってくれ』と言ってくれたんです」と当時の状況を語る。

夫にかけた言葉は、「私はとても感謝をしているので『ありがとう』と、闘病を『頑張ったね』」。すると、「(医者は)『ちょっと笑ったような気がした』と言ってくれた」という。

「自分のことより、家族や患者さんのことを考える人。いい笑顔しか思い浮かばない」「今日までどこかピンとこない気持ちが強くて。ただ目の前には現実があって……」と肩を落とす。おおたわ史絵の「医者はなぜか自分の専門領域で命を落とすことが多い」という締めの言葉がまた悲しみを誘った。

●「trf・YU-KIが20年間美ボディーのワケ」【ノンストップ】

この日は歌ではなくイベント『YU-KI流“最高キレイの作り方”トーク&セルフケア講座』を開催。さまざまな美の秘けつを語った。

YU-KIは「歌より緊張しますね」と話しながらも、「冬でも春夏を意識し、体のラインが出る服を着て緊張感を出す」「30代に入ってから美に目覚めて空手をはじめた」「おへそ下の丹田というところで呼吸できるといい」「竹ふみをすると、体の軸を意識できる。いい服を着ていても姿勢が悪ければダメ」となかなかの伝道師ぶり。

これを見た陣内智則は「映像を見てると20年前か今かわからない」、神田うのも「今の方がキレイ!」と絶賛。美魔女というより、健康美だから素直な目で見られる。

●「尾上菊之助が婚約会見。国宝の両家父も大ハシャギ!」【とくダネ】

幼なじみだったものの、交際は昨年12月から。わずか3週間でのスピードプロポーズという。そのフレーズを聞かれ、「『家を守ってください』と言われました」と答える婚約者の波野瓔子さん。目を合わせて小声で話すなど、幸せムードでいっぱいだ。悲しいニュースが続く歌舞伎界について菊之助は「同じ環境で育った彼女と、この難局を乗り切りたい」と力強く語った。

会見には人間国宝である両家の父も同席。菊之助の父・菊五郎は、「娘の(寺島)しのぶがフランス人のダンナをもらったとき以上にビックリした」とおどけると、波野さんの父・中村吉右衛門も「(菊之助が来たとき)あんまり急だったんで驚いて『いいの、こんなんで? いいの? いいの?』しか出ないワケ」と爆笑を誘う。明らかな良縁だけに、本人たちより父親たちの方がはしゃいでいた。

●「人生すべて金とコネ。西川史子の家訓8カ条がスゴイ!」【ノンストップ】

『婦人公論』で西川家の家訓を明かした母・令子さん。その内容がスゴイと話題になっている。幼少期から叩き込んだ家訓8カ条とは、「先生にえこひいきされる存在になれ」「使えるコネはどんどん使え」「人の悪口は自宅で思う存分言い、外では社交辞令を」「勉強していればお金は好きなだけ使ってよい」「図工や家庭科の提出物はプロに頼め」「勉強ができないのは恥ずかしいこと」「体育の時間は全力で走らず体力温存を」「集合写真は真ん中に」。

令子さんは「テストで100点取るごとに1万円をあげた」「医者にするために仕方なかったのかな」とあっけらかん。西川の強欲キャラは母親仕込みだったのだ。カンニング竹山は「でも医者になっちゃった! もっとクズだったらいろいろ言ってやったのに」と悔しがる。そういう竹山もかなりのお坊ちゃま育ちだ。


昨年は玉山鉄二、国生さゆり、下川みくにが“バレンタイン婚”したが、今年はモデルの鈴木えみだけ。この時期タレントたちを徹底マークしていた芸能リポーターたちは、電撃婚がなかったことにひと安心……。ただ、昨年は小栗旬&山田優、大森南朋&小野ゆり子が“ホワイトデー婚”しただけに、まだまだ落ち着かない日が続く。

きむら・たかし

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など