ビー・エム・ダブリューは13日、同社の扱うブランド・MINIの7番目のモデルとなる「MINI Paceman」を発表した。同日には東京・原宿にて製品発表会も行われた。

MINIの7番目のモデル「MINI Paceman」は原宿にて披露された

「MINI Paceman」は、プレミアム・コンパクト・セグメントにおいて初のスポーツ・アクティビティ・クーペとして誕生。MINI特有のデザインや伝統は取り入れつつ、これまでのモデルとは一線を画し、新しいコンセプトを提案するモデルとなった。ルーフ・ラインに美しいクーペ・ラインを取り入れ、室内空間においては大人4名がくつろげる空間を確保。後席スペースに、MINIのラインナップで初となるラウンジ・コンセプトを採用した。

同車には1.6リッター直列4気筒エンジン搭載の「MINI Cooper Paceman」、1.6リッター直噴直列4気筒ツイン・スクロール・ターボ・エンジン搭載の「MINI Cooper S Paceman」「MINI Cooper S Paceman ALL4」があり、いずれもMT・ATの選択が可能。13日の製品発表会では、「MINI Cooper S Paceman ALL4」(「MINI Cooper S Paceman」をベースに4輪駆動システムを搭載したモデル)も屋外に展示されていた。

「MINI Paceman」製品発表会に出席したアラン・ハリス氏(写真左)とアンドレアス・ヴェッケ氏(同右)

発表会に出席したビー・エム・ダブリュー代表取締役社長、アラン・ハリス氏は、「過去2年間で、MINIは3モデルから6モデルへと倍増しました。そして新たなマイルストーンとして、『MINI Paceman』が誕生します。新たなコンセプトを持つこの車が加わることで、限界を押し広げ、大胆に先へ進むというMINIブランドの信条をさらに推し進められるのではないかと思います」とコメント。

製品プレゼンテーションを行ったMINIマーケティング本部長、アンドレアス・ヴェッケ氏は、「社会的に成功を収め、デザインやライフスタイルへの意識が高く、安物買いはせずクオリティの高い製品に愛着を持っている方々に乗ってほしい」と述べた。

「MINI Paceman」各モデルの価格は、「MINI Cooper Paceman」の6速MTが312万円、6速ATが325万円、「MINI Cooper S Paceman」の6速MTが362万円、6速ATが375万円、「MINI Cooper S Paceman ALL4」の6速MTが383万円、6速ATが396万円。「MINIの日」3月2日より、全国のMINI正規ディーラーで販売開始する。

なお、東京・丸の内の「BMW Group Studio」では、2月26日から3月18日まで、「MINI Paceman」の特別展示を実施。「MINIの日」3月2日には、全国のMINI正規ディーラーにてデビュー・フェアも行われるとのことだ。