ポルシェ ジャパンはこのほど、ポルシェの2012年度の販売実績について発表した。全世界で14万1,075台を販売し、過去最高の販売台数を達成した。

最も販売台数の多かった「カイエン」

ポルシェは2012年度に14万1,075台を販売。2011年度の販売台数は11万8,868台だったため、2012年の成長率はじつに18.7%にも及ぶ。もちろんこれはポルシェにとって過去最大の販売台数であり、過去3年間で車両販売台数を83.9%も増加させた。

ポルシェAGの社長兼CEO、マティアス・ミューラー氏はデトロイトモーターショーの会場で、「ポルシェ史上最高の年を送ることができました。このような結果を達成できた大きな要因は、すべての従業員が献身的な姿勢を示してくれたことです」と語った。

同社のラインアップすべてのモデルが好調な販売を記録しており、「911」は新型が登場したため前年比31.4%も増加。「ボクスター」も29.1%増加した。最も販売台数が多かったのは「カイエン」で、前年比24.8%増の7万4,763台となっている。つまり、「カイエン」だけで昨年販売されたポルシェ車の半分以上を占めていることになる。

地域別の販売実績では、すべての販売地域で2ケタ成長を記録した。とくに好調だったのはアジア / 太平洋地域で、23.6%増加している。中国での販売台数は3万1,205台で、初めて3万台を突破した。2013年度は、「ケイマン」の新型や、「918スパイダー」、新しいSUV「Macan」が登場するため、さらに販売の増加が予想される。