放送作家の高田文夫が、7日に放送されたニッポン放送のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(平日午前11:30~13:00)で、5日未明に急性呼吸窮迫症候群により亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎の思い出を語った。

12月7日放送のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』で、中村勘三郎との思い出を語った高田文夫(中央) (写真は、高田が約7カ月ぶりに仕事復帰を果たした際に撮影されたもの 左:松村邦洋 右:松本明子)

今年の2月20日、高田文夫は故・立川談志の追悼公演『落語立川流in 平成中村座』で中村勘三郎と共に発起人を務め、トークショーを行った。高田は、談志の納骨が済んだことや、自身が約7カ月の闘病生活の後に仕事復帰したことなど勘三郎に伝えるため、手紙を書こうと住所を調べた朝に訃報が届いたという。

そのほかにも高田は、一昨年に浅草のもんじゃ焼き店で食事をしていた高田文夫、松村邦洋、東貴博らのもとに、銀座で食事をしていた勘三郎から連絡が入り、合流して明け方まで大いに盛り上がったエピソードを披露。その夜、勘三郎は翌日も歌舞伎の舞台があるにも関わらず、朝方4時ごろに高田のためにタクシーを拾って見送り、その後も残った大勢のメンバーを引き連れて朝の7時頃までにぎやかに過ごした。その日の飲食代は、勘三郎がすべて支払った。

そんな勘三郎について高田は、「みんな勘三郎さんのことが大好きだよね。あの人に会っちゃったらとりこになるよ」と語り、「すてきな人だよね、夢中になっちゃうよ、男としていいよね」と思い出の日々を振り返っていた。