家庭用ガスの各料金適用表(東京地区等)

首都圏を中心に、1都6県に都市ガスを供給している東京ガスは、2013年1月から、家庭用ガスと天然ガス自動車燃料(「CNG」圧縮天然ガス)の価格を調整すると発表した。

家庭用ガスの価格調整

家庭用ガスについては、「原料費調整制度」に基づき算定された、2012年8月から2012年10月の平均原料価格を受け、2013年1月検針分の単位料金を調整。

これは、2012年12月に実施され、2013年1月の検針から適用される「地球温暖化対策のための課税の特例」(石油石炭税の増税)による料金改定後の、基準単位料金に対して調整を行ったもの。

東京地区など、鴻巣中南部地区では1立方メートル(45MJ)につき「0.21円」、群馬地区、群馬南地区では1立方メートル(43.14MJ)につき「0.18円」が上乗せされていたが、原料費調整の結果、東京地区など、鴻巣中南部地区では、今年12月検針分に比べ、1立方メートル(45MJ)につき「2.72円」の値下げとなる。

また、12月検針分と比べ、群馬地区では1立方メートル(43.14MJ)につき「0.62円」の値下げ、群馬南地区では1立方メートル(43.14MJ)につき「0.18円」の値上げとなるという。

天然ガス自動車燃料の価格調整

天然ガス自動車用燃料の新・旧価格比較

天然ガス自動車燃料(「CNG」圧縮天然ガス)では、2013年1月分の価格が2012年12月分と比べ、1立方メートルにつき「2.86円」値下げされる。

これにより、最も標準的な年換算使用量(前の月の使用料を12倍して、年間使用料に換算した数値)が、2万立方メートル以上から3万立方メートル未満使用の場合、2012年12月分に比較して2.78%の引き下げになる。

なお、「地球温暖化対策のための課税の特例」により「地球温暖化対策のための税」が導入され、2013年1月より3カ月に亘り段階的に加算される。加算額は、1月「0.07円」、2月「0.14円」、3月以降「0.22円」になるとのこと。