チョイスホテルズジャパンはこのほど、20~40代の男性ビジネスマンを対象に実施した「睡眠と出張に関する調査」の結果を発表した。同調査は、10月6日~9日の期間にインターネット上で行われ、3カ月以内に出張した男性ビジネスマン500名から有効回答を得た。

まず、睡眠時間を十分に確保できているかと尋ねたところ、8割近い78%が「確保できていない」と回答。一方、「確保できている」は22%にとどまった。

続けて、睡眠不足の理由を聞くと、最も多かったのは「仕事が忙しいため」で73.4%。次いで、「趣味に費やす時間を優先してしまうため」が33%、「寝つきが悪いため」が23%、「枕が合っていないため」が14%などとなった。

睡眠不足のビジネスマンに、お金を払ってでも睡眠時間を買いたいと思うかと質問したところ、半数以上の55%が「買いたい」と回答。また、その金額について尋ねてみると、平均金額は「1時間当たり2,577円」となった。今回の調査に協力したビジネスマンの平均月給は「37万1,000円」、これを「月20日出勤・1日8時間労働」で換算すると、時給額は「2,319円」となる。このことから、睡眠不足のビジネスマンは自分の給料以上の金額を払ってでも、睡眠時間を買いたいと考えていると推察される。

出張時と普段の仕事のある時を比べて、どちらが睡眠時間を確保しやすいかとの問いに対しては、61%が「出張時」、39%が「普段の仕事のある時」と回答。

出張時と普段の仕事のある時を比べて、どちらが睡眠時間を確保しやすいですか?

出張時の睡眠の様子について自由回答で聞いてみると、「比較的早く仕事を切り上げることができるので、睡眠時間を取りやすい」(岐阜県・41歳)、「出張時には家族サービスが無いので、睡眠時間をしっかり確保できる」(埼玉県・45歳)、「出張で普段の睡眠不足が解消できる」(栃木県・31歳)、「出張時は疲れているので、眠らないと身体がもたない。」(福岡県・29歳)などの意見が寄せられた。

また、出張時に宿泊するビジネスホテルにおいて重要だと思うポイントを質問したところ、「気持ちよく眠れる環境」が97%で最多となり、やはり、出張において「睡眠」が大きなポイントを占めていることが判明。以下、「立地」が89%、「お風呂」が84%、「朝食が美味しいこと」が77%、「値段の安さ」が74%と続いた。

実際に泊まってみてよかったと思うホテルのポイントについては、「朝食が美味しかった」と「部屋がキレイだった」が同率の57%でトップ。次いで、「ベッドの寝心地がよかった」が48%、「お風呂が気持ち良く入れた」が40%となった。