日本旅行は、青森県地域鉄道資源・魅力発信事業モニターツアー「青森保存鉄道紀行」を企画、参加者を募集している。

十和田観光電鉄に残されている「モハ3401」車両

このツアーでは、惜しまれつつ今春廃止になった十和田観光電鉄をはじめ、南部縦貫鉄道(1997年休止、2002年廃止)や下北交通(2001年廃止)に保存されている数多くの車両を見学し、さらに青い森鉄道向山駅にある「向山ミュージアム」も見学しながら、かつて隆盛を誇った東北地方の私鉄の歴史に触れる。また、鉄道を活用した地域活性化について考える「地域鉄道・魅力発信シンポジウム」にも参加。ひたちなか海浜鉄道代表取締役、吉田千秋氏による基調講演や、「鉄ドル」の伊藤桃さんらも参加するパネルトークを聴講し、鉄道資源を用いた青森の活性化策を探る。

ブルートレイン「あけぼの」B寝台での車中泊を含む2泊3日の「あけぼの」コース(5万2,800~5万6,800円)と、E5系「はやて」に乗車する1泊2日の「はやて」コース(4万7,800円~5万1,800円)の2つのプランを用意。学校の鉄道研究会、またはそれに類する鉄道を趣味とするサークルがグループとして申し込む場合には、1校あたり2万円を割り引くという(先着5校まで)。申し込み時に備考欄に学校・サークル名を記入し、当日は参加者全員の学生証を持参すること。なお、今回のツアーは青森県上北地域県民局のモニターツアーとして実施されるため、旅行費用には青森県内での食事ならびに移動交通費に相当する補助金が出ている(各プランの代金は補助金を引いた額)。

モニターツアー「青森保存鉄道紀行」は日本旅行の支店や営業所では取り扱わず、専用ページからのみ受け付ける。