つい先日、映画『アバター』シリーズのプロデューサーを務めるジョン・ランドー 続編2本の同時製作と『アバター4』の製作を否定していたが、脚本を監督を務めるジェームズ・キャメロンが、『アバター4』についてMTVニュースで言及している。
ジェームズ監督は、『アバター4』の製作には取りかかっていないだけで、今後製作される可能性は十分にあると考えており、次のように話した。
「『アバター4』のアイディアはあるんだ。まだ執筆に取りかかっていないけど、舞台の惑星パンドラでの初期の探索に関するストーリーになるだろう。そして人間とナヴィ族がどこで間違いを起こしたのか、また探検者として新世界を探索しそこに住み始めるのはどういうものだったのか、といったことを描くつもりだ」
そして『アバター4』は、『スター・ウォーズ』の公開順と同じく物語の前日譚となるよううだが、この『スター・ウォーズ』的な手法について、ジェームズ監督は真似をするわけじゃないと続けている。
「第1作目は未来を描いた話だったから、『スター・ウォーズ』シリーズの真似をするわけじゃないが、ストーリーを完成させるためには物語の始まりを描くことは論理的な帰結だと思う。あと唯一残されたことは、最初の探検はどういったものだったのか、に戻り、後のシリーズで伝説的キャラクターとなる新キャラクターを作ることだ。それがプランだね」
現時点で『アバター2』と『アバター3』の製作中だというジェームズは、2つの脚本を掛け持ちしているという大変な現状を説明し「『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督は原作があったから3部作の製作を簡単にやってのけたんだよ」とジョークも飛ばしている。
また、ジョンは、ジェームズが『アバター』シリーズ後に、木城ゆきとの漫画『銃夢』の映画化作品『バトル・エンジェル・アリタ』を手がける可能性があるとも語っている。「今後4、5年は『アバター』に集中するよ。出来ればその後だね」「『バトル・エンジェル・アリタ』を皆さんに見てもらえると僕は自信を持っているんだ」
「アバター」シリーズの製作を担当する20世紀フォックスは、『アバター2』を2014年12月公開、『アバター3』を2015年12月公開と予定している。