女優の桜庭ななみがフジテレビドラマ『私と彼とおしゃべりクルマ』(9月22日・29日23時10分~23時55分)で主演を務め、お笑い芸人のバカリズムと共演することがわかった。桜庭がフジテレビのドラマで主演を務めるのは今回が初めて。

ドラマ『私と彼とおしゃべりクルマ』で初めて共演を果たした桜庭ななみ(左)とバカリズム

今回、桜庭が演じるのは、「どうせアタシなんか…」が口癖で典型的なゆとり世代の契約社員・近野遥香。さえない職場で未来に夢も希望もなく愚痴ばかりの遥香だったが、彼女の寂しい誕生日に突如乗っていたクルマがしゃべりはじめる。当初は信じがたく口うるさいクルマとけんかばかりしていたが、次第に遥香の日々に変化が起きていく。

本作の台本を読んだ印象を「どのシーンも面白くて吹き出してしまいました」と語る桜庭は、「会話の1つ1つにインパクトがあり、車とのやり取りがリズミカルで、ドラマの完成が今から楽しみです」となかなか手ごたえがあった様子。また役作りについては「遥香は、私の実年齢よりも上なので、しぐさや表情など大人っぽくなるように意識しています」とエピソードを明かした。

一方、バカリズムが演じるのは、近野遥香が勤める弱小出版社に出入りするイラストレーター・田所勇作。バカリズムとの初共演に桜庭は「テレビで見ていて、以前から面白い方だと思っていたので、今回ご一緒できてとてもうれしいです」と語り、「普通ではあり得ない、おしゃべり車と遥香の漫才のような掛け合いのシーンと、大笑いするだけのドラマではなく、ドラマを通して、今、目の前にある現実を、一生懸命生きることの大切さを考えてもらえたらうれしいです」とドラマの見どころをアピールしていた。