東京メトロは30日より、トンネル内携帯電話利用可能エリアを大幅に拡大し、同社ホームページにてサービスエリアを案内する。

東京メトロ南北線9000系。南北線は8月30日より後楽園~赤羽岩淵間で携帯電話を利用できる

同社は移動通信基盤整備協会とともに、トンネル内でも携帯電話を利用できるよう準備を進めている。今年3月28日より、南北線本駒込~赤羽岩淵間でサービスを開始した。

8月30日より携帯電話の利用が可能となる区間は、丸ノ内線茗荷谷~淡路町間、日比谷線日比谷~中目黒間、千代田線綾瀬~湯島間、南北線後楽園~本駒込間。これらの区間では、駅構内や駅に停車している列車内だけでなく、駅間の列車内でも携帯電話によるEメールの送受信やインターネット接続が可能となる。対象となる携帯電話会社はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4社。

東京メトロ線トンネル内携帯電話利用可能区間については、30日より東京メトロホームページでも案内される。同社は今後もサービスエリアを順次拡大し、年内に東京メトロ全線で利用可能となるよう準備を進め、携帯電話の利用者へのサービス向上に努めるとのこと。一方で、「車内では、これまでどおり携帯電話での通話はご遠慮いただき、優先席付近では電源をお切りください」とも呼びかけている。