下絵なしで絵模様を刻みこむ「江戸絵切子」で「となりのトトロ」を描く

ムービックは11月下旬、「となりのトトロ」江戸絵切子2種、「ドンドコ」「月夜」を発売する。価格は各1万2,600円。

ジブリキャラクターと伝統工芸の融合の第3弾

2011年7月から2012年8月にかけ第3弾まで展開されている「となりのトトロ」信楽焼シリーズ、そして2011年末に注目された「千と千尋の神隠し」花札。これら人気シリーズとなったスタジオジブリキャラクターと伝統工芸の融合の第3弾として、「となりのトトロ」江戸絵切子、「ドンドコ」「月夜」がこのほど発売となる。

本商品では、サンドブラストで表現された「となりのトトロ」のキャラクターと、「江戸絵切子」の伝統的な技術で刻み込まれた情景が一体となって「となりのトトロ」の作品世界を表現した。構想から最終サンプルが出来上がるまで約5カ月を費やし、商品化にたどりついたこだわりのアイテム。もちろん手作りなので一つ一つ模様や色合いが少しずつ異なる。

伝統技術を受け継いだ職人たちの手で「となりのトトロ」を表現

「ドンドコ」は、メイやサツキのまいた種をトトロたちが大きく育てる、「夢だけど、夢じゃなかった」ワンシーンをイメージし、美しい薄緑色の江戸硝子に大きく育っていく草木とトトロが彫り込まれている。

「月夜」は、メイやサツキの家の裏にある大きな楠の上でオカリナを吹くトトロたちをモチーフにし、「江戸切子」でもっとも多く用いられる、濃い青が印象的な瑠璃色のガラスを使用。グラスの裏側、月の部分から反対側をのぞくとトトロたちが見える面白いデザインになっている。

2点とも底面には「江戸切子」の伝統的な文様の一つである「菊文様」が彫り込まれ、光を美しく反射する。冷茶やお酒を飲むにはもちろん、水を張って花やもみじを浮かべインテリア小物としても使用できる。

「となりのトトロ 江戸絵切子」と書かれた桐箱に入っており、大切な人へのプレゼントにもお勧めの一品となっているという。

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