俳優の佐藤健、武井咲、蒼井優らが15日、都内で行われた映画『るろうに剣心』(8月25日公開)のプレミア試写会に出席し、スペシャルゲストとしてロンドン五輪フェンシング団体銀メダリストの太田雄貴選手も登場した。

映画『るろうに剣心』の舞台挨拶に出席した佐藤健(左)とスペシャルゲストの太田雄貴選手

本作は、シリーズ累計5,700万部を突破し、TVアニメも大ヒットを記録した国民的コミック『るろうに剣心』を実写化した作品。試写会が開かれたこの日、観客の中には徹夜組も出るほどの盛り上がりで、会場につめかけた4,300人は上映を今か今かと心待ちにしていた。そこへサプライズで、主人公・剣心役を務めた佐藤健ほか、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、田中偉登、江口洋介、香川照之の主要キャスト陣が登場すると、会場の熱気は最高潮。登壇した佐藤は「みんなのエネルギー、すごいですね!自分も漫画やアニメが大好きだったので、自分の中でのハードルはすごく高かったですね。理想の剣心に近づけるよう、演じていきました」と観客の熱烈な歓迎に答えていた。

さらに、ロンドン五輪のフェンシング男子フレール団体で銀メダルを獲得した太田雄貴選手が登場すると、場内はこの日最大の盛り上がりを見せる。ロンドン五輪で使った剣を持って現れた太田選手に、キャスト陣も興味津々。佐藤は思わず剣を手にして戦うポーズを決めると、会場は大歓声に包まれた。

本作を見てロンドン五輪に臨んだという太田選手。原作の大ファンだったこともあり、作品を見る前は「中途半端な実写化はいやだなと思っていました(笑)」と複雑な思いがあったようだが、見終わった後は「この作品は本当にすごい! 原作を上まわったと思う。まさに金メダル級ですね!」と大絶賛。「世界中の強豪選手と戦ってきましたが、正直剣心とは戦いたくないですね(笑)」と2大会連続銀メダルを獲得した彼でさえ、劇中の迫力に圧倒されているようだった。