10月12日よりスタートするBS時代劇『猿飛三世』(NHK BSプレミアム 毎週金曜 20:00~)が8日、京都・太秦の松竹撮影所で会見を行い、主演の伊藤淳史、水川あさみ、柳葉敏郎、浅野ゆう子、堺正章が出席した。

左から、浅野ゆう子、堺正章、伊藤淳史、水川あさみ、柳葉敏郎 拡大画像を見る

伊藤の役どころは、時代劇ヒーローとして知られる伝説の忍者・猿飛佐助の孫で、同じ名前と忍の技を受け継いだ若者・佐助。戦国の世で活躍した祖父とは違い、徳川太平の時代に生きる道を見失った"モラトリアム忍者"だ。そんな佐助が、陰謀の渦中にある小藩の家老・梅宮主膳(堺)の娘・お市(水川)を警護することに。襲い来る敵と必死に戦いながら、人間としても成長していく佐助の姿を描く、アクション満載の痛快時代劇だ。

縦横無尽な動きが身上の忍者を演じる伊藤は、アクロバティックなアクションにも初挑戦。猛暑の中、山中を駆け回るなどハードなロケに奮闘しているそうで、「撮影が始まる前は、動きやすくなるように少し体重を落とした方がいいかな?と思っていたんですが、実際に現場が始まると、食べても食べても痩せていく。なので、たくさん食べてたまには飲んで(笑)、力をつけて乗り切っています」と過酷な撮影の苦労を明かした。

また、水川も「着物の扮装のままで山を登らされたり、ワイヤーで吊されたり(笑)。なかなかできない貴重な体験をたくさんさせていただいてます」とさらに堺も「"立ち回り"の撮影を汗だくで終えて、どうも体が軽いな? と思ったら2キロ痩せておりました。“ダイエットには時代劇"です(笑)!」と体を張った撮影の様子を激白。だが、「この汗が素敵な作品を作ってくれると思います」(堺)、「どのシーンも大変ですが、アクション指導の先生に助けていただきながら、自分でできる限りのことをしたいとがんばっています」(伊藤)と意気込みを見せていた。