俳優の竹野内豊と女優の水川あさみが3日、都内で行われた映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』の完成披露試写会に出席した。

映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』の完成披露試写会に出席した竹野内豊と水川あさみ 拡大画像を見る

同作は、演劇界の芥川賞ともいわれる岸田國士戯曲賞を2008年に受賞した劇作家・前田司郎の同名小説を映画化した作品。倦怠期の新婚夫婦・大木信義(竹野内)と咲(水川)が、占い師に誘われるまま一泊二日の"地獄"旅行へ行き、そこで出会った奇妙な人たちと触れ合うというヒューマン・コメディーだ。

コメディー初挑戦となった竹野内は「うれしかったですね。僕にはない引き出しを持っていて個性のある方々とご一緒して、勉強になりました」と感慨深げだったが、のんびりしていて優しい主人公の信義について「ノブに似ている言われるんですが、ぼくのほうが格好良くてしっかりしています(笑)」と話して会場の笑いを誘った。これに水川は「クールで硬派なイメージがありましたが、今回ご一緒して……まぁノブに似ていますね」と一言。竹野内が「全然そんなことないよ~」と返すなど、掛け合いを演じた。

また、倦怠期の夫婦を演じたことについて水川は「相手のいいところ悪いところを全部知っていてお互い信頼しているから理想的な夫婦ですね」と、竹野内は「倦怠期だけど2人には偽りがないんですね。思ったことをきちんと言い合えるいい夫婦ですよ」とそれぞれが役への思いを語った。

舞台あいさつには、信義の友人・浦澤役で出演した南海キャンディーズの山里亮太も登場。「自分みたいな人間が演じられるのかと心配でしたが、やってみたらこれがしっくりきまして。オレ、溶け込んでるじゃんと思いましたね」と自信たっぷりだったが、あきれた水川に「今日はここに来なくてもよかったんじゃない?」とツッコミを入れられていた。

山里は竹野内と水川との共演を喜ぶも、「真緑の部屋にいて誰にも会えなかったです(笑)」とシーンがCGで合成されたことを明かした

なお、水川には一部報道のあった小出恵介との交際について報道陣から質問が飛んだが、笑顔を見せながらも無言で会場を後にした。

映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』は、5月14日より全国公開。