公開中のRYNSHU監督作『9 3/4(ナイン スリークオーター)』の舞台あいさつが4日、東京・渋谷のアップリンクで行われ、主演のセクシー女優RIOをはじめ、太田千晶、下宮里穂子、萬浪大輔、RYNSHU監督が登壇した。

左からRYNSHU監督、下宮里穂子、RIO、太田千晶、萬浪大輔

パリコレデザイナーでもあるRYNSHU監督デザインの衣装で登場したRIOは、主人公美咲役について「衣装がすてきだったので、それに似合う女になってやるという思いで臨みました」とクランクインを振り返りつつ、いざはじまった撮影には「アップのカットが多かったのですが、あんなに近くに寄られて撮られるのは初めてだったので、怖い部分もありました」と多少の戸惑いも。これまで数多くの映像作品に出てきたRIOならではの視点で「でも、好きな人だけが見られる近さだと思うので『監督は分かってらっしゃる!』思いました」と監督を絶賛した。

インテリア事務所を経営する芳野美咲(RIO)は、友人と夜遊びに出掛けたクラブで、その経営者である藤井大(萬浪大輔)と出会う。互いに引かれあう2人だったが…。同作は東京の最先端で活躍する女性のいきざまを「愛」や「性」を通して赤裸々に、そして美しく描いている。決して「10(パーフェクト)」にならない『9 3/4』には、「パーフェクトにならない人生だからこそ精いっぱいに生きたい」というメッセージが込められている。

パリコレに20年連続で出品しているRYNSHU氏が、映画制作会社「MASATOMO DREAM CORPORATION」を設立し、本格的に製作総指揮、監督、企画、脚本、衣装に挑戦したのが今回の作品。監督はキャスティングに際して親しい写真家・安珠に相談をし、「素晴らしい素質のある女優がいる」と薦められたのがRIOだった。その後、監督は実際に彼女と対面し、役のイメージに合っていたため主役に抜てきすることになった。

AV女優をはじめ、女優、グラビアなどマルチに活躍中のRIO。最近ではアダルト作品だけではなく、週刊青年誌やバラエティ番組にも出演中で、「おねがい! マスカット」「おねだり!! マスカット」(共にテレビ東京系)のユニット「恵比寿マスカッツ」ではCDデビューも果たした。

(C)2012「9 3/4」製作委員会