金春円満井会・銀座金春通り会は、8月1日~7日に銀座8丁目銀座金春通りにて「能楽金春祭り」を開催する。江戸文化を継承すべく始まった同祭りは、銀座夏の風物詩として28回目を迎える。

「能楽金春祭り」はユネスコ無形文化財にも指定されている日本の伝統芸能「能楽」を、身近に体感できる年に1度のお祭り。江戸時代、幕府より拝領した能楽金春流の屋敷があったという銀座8丁目の金春通りで行われる。8月7日の奉納能で演じられる番組は、いずれも1,000年の古儀を誇る「奈良金春」独特の能楽であり、平和を祈願し、太平を喜ぶおめでたい曲だ。 8月1日~7日の期間中は能楽以外にも、通常新橋会館屋上に祀られている「金春稲荷」を金春通りに勧請(かんじょう)する。

日本の伝統芸能「能楽」を体感できる

8月1日~4日には、無料の能楽体験講座も開催

金春流能楽師が能の装束(しょうぞく)、仕舞(しまい)など能の世界を紹介し、体験できる講座を開催する。8月1日は対談「銀座金春通りと金春祭り」、8月2日は講演「金春祭りと春日若宮おん祭り、8月3日は体験講座「能装束着付け」、8月4日は体験講座「謡・仕舞」を予定している。時間は13時~14時30分、15時~16時30分の1日2回開催。会場はタチカワ銀座スペースオッテ。受講料無料、各回定員20名(事前申し込み)。

8月7日は銀座金春通り奉納能の能楽番組を開催

8月7日には、ネオンとちょうちんが照らす夜の金春通りを舞台に、国土安全、天下泰平を祈る演目を披露する能楽番組を開催する。時間は18時~19時。入場無料。会場は銀座8丁目のスリーエイトビル前仮設御旅所。 金春通り内に、52インチのモニターも設置する。 雨天は雨儀(略式)にて行う。当日16時時より、金春通りにて座席指定券を1人1枚配布する(枚数制限あり)。

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