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●「菊川怜がキャスター初登場! 小倉との相性は?」【とくダネ】

自社アナを押しのけて抜擢された菊川怜

先週で番組を卒業した中野美奈子アナに代わって菊川怜が初登場。オープニングで「昨日は【とくダネ】の音楽が頭に流れて、全然眠れませんでした」と緊張の様子を話すと、すかさず小倉智昭が「気楽にやってください」とフォロー。何だか優しいぞ。

さらに小倉は、「実は先週までユニセフの取材でチャドに行ってたんだよね。これは一番過酷な取材で、今まで佐々木恭子や中野美奈子がクタクタになって帰ってきた。出演前に行かせるなんて、なんて意地悪な番組だ」と労をねぎらいつつ持ち上げた。

早起きについて聞かれた菊川が「朝は慣れれば大丈夫だと思いますが……」と答えると、「寝ないで乗り越えるコツや、番組のどこで寝ていいかとか、いくらでも教えます(笑)」とここでもデレデレ。ついには、「僕は個人的に彼女がすごく好きなんで」とカミングアウトしてしまった。

しかし、なぜ今回は女子アナではなく、女優の菊川を起用したのか、視聴者向けの説明はなし。菊川としてもキャスターになった以上、女優としての活動は極めて限定的になるというのに。『バンキシャ』のキャスターを7年間つとめたものの、2009年の降板から2年9kカ月間のブランクがあり、帯の生放送も初めて。東大卒の頭脳でカバーできるのか、お手並み拝見だ。

●「『ちい散歩』のあちこちに、地井武男さんの優しさ」【バード】

週を明けても、地井さんの追悼コーナーは続行。『ちい散歩』の収録中、食べ物をカメラマンにも渡していたことや、最後に書いた絵がスタッフの姿だったことなどのエピソードが紹介された。それを見た羽鳥慎一は、「画面から優しさが伝わってきます」、赤江珠緒は「お会いしたことがないのに悲しかった」としんみり。

地井さんがスゴイのは、テレビ朝日の『ちい散歩』、フジテレビの『北の国から』、日テレの『太陽にほえろ』などのオリジナル映像を各局が貸し借りし合って放送していたこと。局の垣根を越えるほどの実績があり、それでいてシイタケやパンダの着ぐるみをかぶってくれる気さくな人柄があるからこそだろう。

ついに一児の母となった山田花子

●「山田花子、男の子を出産」【スッキリ】

第一子は3270グラムの男の子。「初めてで、帝王切開で、不安でしたが、今は幸せでいっぱい」「今日から一児の母親です。街で会ってもナンパしないでね」とコメントを発表した。

子どもの名前について、花子は「太郎でいいかな」と言っていたが、夫の考えは「世界で通用する名前がいい」。これに反応したテリー伊藤が、「コルベットなんかどう?」と真剣にすすめると、すかさず加藤浩次が「激しいピン芸人みたいですね」とツッコミを入れる。かつて花子は「子どもがイジメられないか不安」と語っていた。それなら、どうかまともな名前で。

●「引退か現役続行か、キム・ヨナの会見に世界が注目」【スッキリ】

韓国では国民的な人気のキム・ヨナ

長い髪をバッサリ切って、笑顔はなし。決意のほどが感じられるキム・ヨナは、「もっと高い目標をつかむことができなかった。周囲の注目が高くなり、私は少しでも逃げたかった」とモチベーションの低下やプレッシャーの大きさを打ち明けたあと、「選手生活をソチ五輪まで延長して、新たな気持ちで出発します」と宣言した。休養期間が1年3カ月と長くなり、まだコーチも決まっていないが、1年7か月後のソチ五輪に間に合うのだろうか。

これを聞いた加藤浩次は、「バンクーバーで勝ち逃げされるよりいいですよ」と強気で受け止め、テリー伊藤も「一番喜んでるのは真央ちゃんですよ」と呼応した。

しかし、数年前に「学校へ行くこととか、そういうのは全部あきらめた……」とため息まじりに語っていたキム・ヨナを思い出すと、この会見も気の毒に見える。

●「吉永小百合の女優魂。新作にかける思い」【とくダネ】

『北のカナリアたち』の制作発表記者会見の模様はこちら

今年で67歳を迎えた吉永小百合。同い年の武藤まき子リポーターが、新作映画『北のカナリアたち』の利尻島撮影に密着し、その魅力に迫った。

「あと何本できるかわからないけど、一瞬一瞬の映画にかける思いをこの撮影に込めたい」と語る吉永は、煙突を20m登る撮影のために毎晩、腕立て伏せを30回、腹筋や背筋もやっているという。

これを見た菊川怜は「見えないところの努力があるんですね」と感動。中川翔子も「カッコイイですね。ウチの母もファンクラブに入っていました。誰にでも優しくて、年賀状も送ってくれました」と興奮気味にコメント。そこに菊川が「今日その年賀状はないんですか?」とツッコミを入れるが、これはムチャぶり。小倉智昭が「僕は熱狂的なサユリストですから」と話をかぶせてフォローしていた。

●「新常識『独身は早死にする』心筋梗塞で倒れる人続出」【とくダネ】

独身者は既婚者に比べて、循環器系で3倍、呼吸器系で2倍以上、疾病率が上がるという。さらに、独身者の方が8~17年寿命が短いというアメリカの研究結果もあるそうだ。 やはり一番の問題は、肉中心などの偏った食生活。コンビニ弁当や外食がいけないわけではないが、「好きなものを、好きなだけ、好きなときに選んでしまう」のが問題らしい。 その後、「週5日自炊することで寿命が延びる」という研究結果を聞いた小倉智昭が、「ウチに帰ったら、『自分で料理作れ』って言われそう」とボヤいたり、中川翔子が「私カレーしか食べてないのでヤバイです」と頭を抱えたり、菊川怜が「私もこの番組が始まって、料理どころじゃないので」と苦笑いしたり、スタジオは戦々恐々。

小倉はあまり納得がいかないのか、「結婚してからストレスが溜まる人もいるんだけどね」と皮肉を言うと、菊川が「(夫婦の)相性もありますよね」サラッと受け流すなど、2日目にして早くもいいコンビぶりを見せた。 グリーンダカラ

●「ポスト愛菜ちゃん、福くん。ブレイク必至の新人子役たちに密着」【スッキリ】

1人目は、飲料『GREEN DA・KA・RA』のCMで“グリーンダカラちゃん”を演じるしずくちゃん4歳。プロダクションには所属せず、オーディションには撮影カメラマンからの誘いで参加したという。興味を持ったものに全力で取り組むことがモットーで、日課は人と交流できるお散歩。テリー伊藤は「田舎の顔してるね」とらしいエール。加藤浩次は「あの表情は持って生まれたものですよ」と無難なコメントで称えていた。

2人目は、新ドラマ『ゴーストママ』で仲間由紀恵の子ども役に抜擢された君野夢真くん6歳。100人以上から選ばれたという夢真くんは、芦田愛菜ちゃんと同じ事務所だけあって、演技の集中力がスゴイ。泣きの演技から、カットがかかるとすぐに切り替えられるのだ。 これを見た加藤浩次は、「『子どもは計算が立たない』というのは昔の話だよね。子どもは100%計算たつよ」と絶賛。でも、今週末スタートのドラマ番宣なのは明らか。

●「ネガティブすぎるイケメンモデル、栗原類の恋愛観」【スッキリ】

あるDVDの発売イベントにゲスト出演した栗原。まだ17歳のイケメンで、オシャレなモデルにも関わらず、相変わらずの低いテンションでボソボソと話しはじめた。

「こういう場に出て緊張している。もっといい人がいるのに……僕には魅力なんて1つもありません」とのっけからネガティブ全開。美女と交際したいかを聞かれると、「僕は結婚するつもりもないし、絶対できない。恋人なんてありえない。考えるのは現実的でないし、暗い僕を受け止めてくれる人はいません」と全否定。さらに、「僕がなぜ注目されているのかわからない。面白いところなんてないのに……」とうつむいてしまった。

これを見ていたテリー伊藤は大爆笑しつつ、「今までいなかったタイプ」「コメントの反射神経がいいね」と絶賛。天の声(山里亮太)も「爆発的に売れそう。僕もネガティブキャラだから芸風がかぶってしまう」と脅威を感じていたが、「彼はファッションネガティブだから」とテリーがバッサリ。現状は、ネット住民たちに愛される栗原、叩かれる山里といったところか。

●「24時間マラソンに向けて、健介&北斗ファミリー」【スッキリ】

本番までまだ2カ月弱もあるのに、早くも密着レポートを放送。トレーニングの様子や、課題の克服状況に注目した。

北斗晶は、「はじめは鏡餅みたいだったけど」とお腹を見せてヤセたことをアピール。1カ月で5キロ減量したという。一方の健介は、100キロ超の体重を支えるために正しいフォーム練習。仕事をこなしながら、1カ月で60km走り込んだというから、頑張っているようだ。これを見た加藤浩次は、「ストイックにやることに慣れているんでしょうね」、テリー伊藤も「問題はちびっ子2人だな」と感心。でも練習風景のシーンで気になるのは、2人をとりまくサポートスタッフ。常に10人はいて、その違和感がスゴイのだ。

これから距離の発表や、走る順番、直前のアクシデント?! あたりでまた取り上げそうだが、それもロンドン五輪の開催中だけに、ほどほどで。

●「高橋真麻、今年も歌謡ショーが決定!」【知り】

来週末の14日(土)スタートの『お台場合衆国2012』。"マーサの平唄"という企画で、今年も自前衣裳で、平日午後にライブするという。「夏になったら『やっぱり歌いたい』と思い、ご相談したら話がまとまりました」という真麻だが、昨年は土日も歌っていたから、実質2日減。「平日ならやらせてやってもいいよ」というところか。需要の有無以前に、スベっているようにしか見えないが……。かつて圧倒的な企画力を見せていたフジテレビのイベントとしては寂しい。ちなみに真麻は、七夕飾りの短冊に「持ち歌か持ちギャグが欲しい!」と書いていた。

●「赤ちゃんパンダ誕生。上野では24年ぶりで初の自然交配!」【スッキリ】

これまでどの番組よりも、シンシンを見守ってきた【スッキリ】。5日午後0時27分に赤ちゃんが生まれると、街は早くも「おめでとうシンシン」と祝福モード一色で、垂れ幕やグッズ販売、号外も配られるフィーバーぶり。

日本パンダ保護協会名誉会長の黒柳徹子は、「とにかくでかした。こんなに早くポンと生まれたのは類を見ません」と絶賛コメント。テリー伊藤も、「ホントに今朝は気持ちイイね。こういうニュースはいいなあ~」とニンマリ。

一般公開の時期について、24年前は半年後、和歌山の『アドベンチャーワールド』は1カ月後だったというが、「夏休みでたくさん人がいすぎてもね。秋まで楽しみをとっておけばいいんじゃないの?」とここでも優しいテリー。命名の話になると、「僕はペロペロがいいと思う」と即答。加藤浩次が「思いつきでしょ!」とツッコミを入れてコーナーを締めくくった。

●「TDS新アトラクション、『トイ・ストーリー・マニア』体験」【スッキリ】

「トイ・ストーリー・マニア! 」イメージ (c)Disney / Pixar

7月9日のオープンに先駆けて、マスコミ向けの乗車体験会を実施した東京ディズニーシー。その内容は、トラムという乗り物に乗って、皿や風船を割ったり、輪投げなどにチャレンジする“3Dライドシューティングアトラクション”で、東京ディズニーリゾート初という。

番組は大竹真リポーターが、愛娘の美玲ちゃん4歳を連れて試乗。さらに、限定商品やレストランメニュー、撮影スポットなど幅広く紹介した。

大竹親子の幸せそうな姿を見た加藤浩次は、「アレ楽しいでしょ。大人も子どもも」と興味津々。続いて、はるな愛が「誰か一緒に行って~」と周りを見渡すと、テリー伊藤が「誰か好きな人いないの?」とフリを入れる。しかし、はるなは「いないんですよ」とまさかのマジレス。加藤が「じゃあおひとりで行ってください」と苦笑いのコメントで締めた。


週末にかけて、「スギちゃんが20歳ファン女性と交際宣言!」や、「蒼井優と鈴木浩介の交際を両事務所が認める」という熱愛ニュースが報じられたが、番組での紹介はほぼなし。それもこれも、パンダの圧倒的な人気と存在感に押されたからか。今のところ、「私、パンダ嫌い!」と公言するタレントはいないだけに、目立ちたいならチャンスかも。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを提供するほか、業界通として『芸能★BANG!』(日テレ系)などに出演。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など
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