熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「AKB48指原莉乃、男性の影でHKT48へ電撃移籍!」【とくダネ】

移籍決定後のHKT48メンバーの反応も話題になった

元彼との交際暴露記事が報道されて大ピンチの指原。しかも、「男性が怖い」「恋愛経験はない」とハッキリ言っていただけに、恋愛禁止のルール違反以上にダメージがデカイ。

スタジオは、「HKTへの移籍もやむなしか」というムードだったが、小倉智昭は「頑張ればAKBに戻ることも考えられるでしょ」とフォローに回る。しかし、間髪入れず中野美奈子が「それも秋元さん次第です」とピシャリ。ネット並みのブラックコメントはお見事!

それにしても、今ごろ元彼は指原ファンの報復を恐れ、「大変なことをしてしまった……」と後悔しているのではないか。その一方で、この報道を見て「もしかしたらオレもアイドルとつき合えるかも!」なんて夢を描けた人も多かった気が。だってAKBはもともと“会いに行けるアイドル"なんだから、売れる前はそう思っていた人が多かったのだ。

NHKホールを皮切りに10公演のツアーをスタートさせたももクロZ。この写真の記事を読む

●「ももクロ、待望の全国ツアーがスタート!」【スッキリ】

ももいろクローバーZのツアーが渋谷のNHKホールからスタート。結成当初は、近くの代々木公園で路上ライブを行っていたため、テンションがさらに高かった。

そのライブ映像を見て、「すごいね」と話すテリー伊藤の声に、勝谷誠彦が反応。「(ももクロは)いいね~。最近ハマったんだよ。AKBに対してのアンチテーゼだよね」と勝手にコラム的な話をしはじめたのだ。この展開に「私も会場にいました。彼女たちを見てると元気が出る」と大喜びの天の声(山里亮太)。さらに勝谷が、「フリといいピンクレディーそのものですよ」と熱っぽくかぶせてもりあげたが、加藤浩次の「オレはわかんない!」でコーナー終了。空気を読んで、“視聴者置き去り状態"を修正したようだ。

●「中村勘三郎が食道がんを公表。専門医に聞く」【スッキリ】【バード】

中村勘三郎

6月1日に受けた人間ドックで食道がんを発見。勘三郎は、昨年、突発性難聴から舞台復帰したばかりだったが、10月ごろまで再度の休養となる。ただ、幸いだったのは、医師からの「がんが見つかりましたよ。神様に感謝してください」という言葉。初期で発見されることが少ないため、幸運だったようだ。

【スッキリ】は、食道がんの原因に言及。タバコ、酒、熱い飲み物など、のどに負担をかけると発症しやすいとのこと。5月30日の誕生日会で「思う存分飲んだ」のが引き金になったのか。「退院したらお酒をやめるように勧められると思う。それで健康になれるのでいいと思う」と医師の香山リカ。テリー伊藤も「日本の宝ですから!(しっかり治して)」とエールを送った。

【バード】は、親交のある『ゲーテ』編集長の舘野晴彦が「伝統を愛する上に伝統をぶっ壊すくらいのスゴイ人。お酒飲んだときも歌舞伎の話ばかり。十全な復活を望みます」と熱っぽくコメント。これに羽鳥慎一が「改めて検査って大事なんだなと思いますね」とクールに返した。清水宏保は「でもがんの告知は本当にショックだと思います」としみじみ。

同病には、小沢征爾、桑田佳祐、やしきたかじんなどの声を扱う大物男性が多く、手術後の活動がかなり制限されているだけに心配が残る。

●「映画ドラマで好評価! 人気芸人俳優挑戦のメリットは?」【知り】

ドランクドラゴンの塚地武雅、ネプチューンの原田泰造、雨上がり決死隊の宮迫博之など、俳優としても活躍している芸人が増えている。さらに、次クールは、今が旬のスギちゃんも俳優デビューするという。芸人たちの狙いとしては、ファン層の拡大や、俳優よりも世間の評価が低いことなどを挙げていた。

おもしろかったのは、俳優業への興味について聞かれた田村淳。「大河ドラマなら出たい」という言葉に、スタジオは失笑の嵐。2006年の『功名が辻』に出演していたことを誰も知らないのだ。まさかの展開に「(大河ドラマは)子どものころから見てたから好きなんですよ」と必死に取り繕っていた。

コーナーの締めでも伊藤利尋アナに「さあ、田村淳がどこを目指すのか?」とイジられて、「……ビジュアル系バンドやってます」と苦笑いの淳。連ドラの主演だって張ったことがあるのに。

●「オリコン上半期ランキング発表。アイドルが総ナメ!」【スッキリ】

前田敦子の2ndシングルがデイリーランキングでも1位を獲得した→この写真の記事を読む

シングルではAKB48が2年連続で1、2位を獲得。結局、AKBの姉妹グループとジャニーズだけでベスト10を独占してしまった。

この現象に、オリコンスタイルの田中編集長は、「総選挙や握手会のことをいろいろ言う人もいるけど、若い人のCD購入を牽引している」とAKB商法を称賛。しかし、この言葉に噛みついたのが加藤浩次。Mr.Children、EXILE、いきものがかり、ゆずらの名前が並ぶアルバムランキングを引き合いにして、「アルバムランキングはわかるわ!」と毒づいた。

ただ、すぐに「もしかしてオレ言いすぎた?」と我に返ったのか、「あくまで僕の感覚ですが」と微妙すぎるセルフフォロー。誰かの力を恐れている?!

●「極めて珍しい白アザラシ。ついに居場所が明らかに」【スッキリ】

17日に平塚市の海岸で目撃され、真っ白の愛らしい姿とともに、「オホーツク海に棲む希少性の高いクラカケアザラシではないか?」と話題になっていた。

その後、行方がわからなくなり心配されていたが、ついに発見。番組内の速報で森圭介アナが、「9km泳いで移動したらしく、『新江の島水族館』で保護しています。ただ、ケガをして衰弱しているようで……」と伝えた。これを聞いたテリー伊藤は、「まちがいないんですか? じゃあ、水族館に電話してくださいよ」と森アナを追及したが、それ以上情報はなく、コーナーは終了。

そして、1時間後に再び森アナが現れ、「電話して状況がわかりました」と興奮気味に話しはじめた。「1~3歳の幼い子どもで、何度か海に戻そうとしたら嫌がったそうです。海に嫌なイメージを持ったのかもしれませんが、下あごをケガしてエサも食べないので、『体力が回復するまで保護する』とのことでした」。

このままなついたら展示しちゃいけないのか。江の島が盛り上がる夏間近だし、白アザラシの子どもってだけでモーレツな人気者でしょ。

●「原監督、不倫ゆすられ1億円。清武vs巨人バトル再燃」【とくダネ】

「巨人の原辰徳監督が、過去の女性問題が原因で、元暴力団員に1億円を払っていた」と報道された。すぐに球団と原監督本人が、「相手は暴力団員ではない」と書面で声明を出したが、「18年も前の話でなぜ1億円も払えるのか?」など到底理解できない。さらに、原監督は、反省する一方で清武英利前球団代表を非難する書面も公表。とんでもないスキャンダルの上に、逆ギレってスゴイ。

「何でこうなるのか。プロ野球が巨人とナベツネさん中心に回っていることへの風当たり」と野球ファン目線の小倉智昭、「本当に反省しているなら、大人しくしているはずなのに」と不満顔の福田和也、「巨人のブランドをトップがおとしめているのは残念」と田中雅子。巨人ファンの前田忠明だけが、「昔のスキャンダルを持ち出すのはルール違反では?」とフォローしていた。

さんざんヒートアップしたあと、小倉が「バットはバッターボックスで振らなければいけないということですよね」とまさかの下ネタ締め。日テレ系の【スッキリ】では到底できない荒ワザだ。

2005年の第77回アカデミー賞授賞式に出席した2人

●「ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディが破局」【とくダネ】

交際14年の事実婚で、実子2人をもうけ、おしどりセレブカップルとして知られる2人がまさかの破局。デーブ・スペクターが、「ロケで離れ離れの時期が長く、ジョニーにいろいろな女性の噂もあったから」と原因を分析した。

その後、慰謝料の話題になり、「資産240億円のジョニーがいくら払うのか?」が焦点に。「ヴァネッサがビバリーヒルズの豪邸を下見していたらしい」というデーブのコメントに、小倉智昭は、「スゴイ金額になるよね」と淡白に返すだけ。コーナーは、「ジョニーは子煩悩だけに、自宅のあるロスに子どもたちを住まわせたいのではないか。別れ際もカッコイイ!」という言葉で締めくくられた。でも、それってカッコイイのか?! 次元がちがいすぎるためか、誰も毒を吐くどころかコメントすらしなかった。

●「石田純一、『まだ読んでないけど…』。元カノ告白本に反応」【とくダネ】

例によって、PRイベントに引っ張り出された石田純一。話題は当然、発売されたばかりの元カノ・長谷川理恵の自叙伝『願力』となった。

実名を伏せながらも、“素足にローファーの元トレンディ俳優"と書かれていたことについて、「まだ読んでいません」と苦笑い。長谷川が嫌な女と見られていることを振られると、「それは残念。本当にいいヤツなんで」とデキる元彼・石田。またも、「東尾理子って、よほどステキな奥さんなんだろうな」と思わされてしまった。

小倉智昭も「石田くんらしい。大人ですよね」と感心。一方、前田忠明は、「でもこの本を読んで共感する女性がいるらしいんですよ」と話し出して、中野美奈子と高木美保に「エ~ッ」と声を上げさせた。本そのものよりも、それを読んだダンナのリアクションを取材して欲しい。今ごろ、血を吐いてないか心配だ。

●「日経MJが上期ヒット商品番付を発表。流行が丸わかり」【スッキリ】

毎年恒例のヒット番付。今年のキーワードは、おでかけスポット。1人横綱のスカイツリーを筆頭に、渋谷ヒカリエ、ガンダムフロント東京(いずれも前頭)など、7つがランクインした。大関には、LCCのピーチとトヨタのアクア。関脇には、無料通話のLINEとギャラクシーノート。小結には、特保のメッツコーラと、柑橘炭酸のオランジーナ。さらに、前頭には、塩こうじ、きゃりーぱみゅぱみゅ、街コン、1人カラオケ、タニタ食堂など。

「下期もオープン予定のスポットがあり、おでかけが流行りそう」という分析に、加藤浩次は「混むんだけどね」と引き気味。さらに、「食べるラー油が懐かしいね。でもウチはまだ食べてるけど。ブームにしない方がいいよね」とますます否定的になった。


ワイドショーで取り上げられなかったネタとしては、木梨憲武&安田成美の別居報道(=否定)、中澤裕子の妊娠報告(=矢口真里が涙)、尾野真千子とほっしゃん。の深夜デート(=否定)、GACKTとICONIQのフランス料理デート(=事務所ほぼ容認)と、あまり盛り上がらず……。

それより、毎日報道されていた白アザラシが21日に亡くなってしまった方がワイドショー的には痛い。政治や事件の暗いニュースが多い中、貴重な癒し映像になりつつあったからだ。子役ブームも下降気味の今、頼れるのは動物映像! 石田純一のような、よくできたワンコが現れないものか。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを提供するほか、業界通として『芸能★BANG!』(日テレ系)などに出演。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など
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