10月6日公開の映画『アウトレイジ ビヨンド』の記者会見が17日、ロケ地である千葉・長柄町の生命の森リゾートで行われ、ビートたけしとして主演も務める北野武監督をはじめ、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文が出席した。

左から新井浩文、高橋克典、加瀬亮、三浦友和、北野武、西田敏行、小日向文世、松重豊、桐谷健太 拡大画像を見る

登場人物たち全員が悪人という強烈かつ衝撃的なバイオレンス映画として世界中から話題を集めた2010年公開の北野武監督作『アウトレイジ』。その続編となる本作に、前作からの三浦友和、加瀬亮、中野英雄、小日向文世に加え、新キャストの西田敏行、松重豊、高橋克典、桐谷健太、新井浩文らが出演。前作で死んだはずの大友組組長の大友(ビートたけし)が復活し、巨大ヤクザ組織内で新たな権力闘争が巻き起こる。

2日から神戸でクランクインし、名古屋でのロケなどを順調に消化して千葉での撮影に臨んだ北野監督は「最初の神戸で神山繁さんや中尾彬さんに西田さんがコッテコテの芝居をやられていて、見ていてヘトヘトになりました」と苦笑いしつつ、「面白くてしょうがない。まだ前半戦始まったばかりですが、台本の段階でかなり面白くなっているので、失敗したら演出のせいだと言われるのが恥ずかしいから頑張りますよ」とヤル気を見せた。

関西最大勢力の花菱会で若頭を務める西野役の西田は、北野武作品初登場。おチャラけた声で「憧れの北野組に参加できて本当に嬉しく思ってます。また悪役を演じられるということでとっても心が弾んでます」と報道陣を笑わせ、「現場で監督が楽しそうに撮影している姿を見て、愛しく思いました。コテコテの芝居にならないように努力したいです」と意気込んでいた。